ジャカルタでの日々

アラフォーでジャカルタに移住した体験談

大衆心理を怖いと思った。

久しぶりに客先訪問。日本のものに比べてガタガタする高速道路を走り、戻ってきたなぁと改めて実感する。今日までデモが続いていたが、一番大きかったのが本日。Jakarta Postにも動画が出ていた。自分自身、工場前にたくさんの人が集まっていたり、警官や軍服をした人たちを見かけた。ジャカルタに移住してから、何回か同じような光景を見てきたので、これもまたインドネシアに帰ってきたのだと思えてしまう自分もいた。

本日1件、夕方にKarawangでアポイントがあったが、けっきょくデモの関係で今日は止めようとなってしまい、近くに行ったもののとんぼ帰りすることになった。日本にいたときは、こんなことはなかったが、受け入れられるようにもなった。

声を上げる権利は誰にでもあるため、デモ自体を悪いとは考えないが、何かを壊したり燃やしたりすると、けっきょく直すのにもまた国のお金を使うのではないかと考えてしまう。それはけっきょく、自分たちに跳ね返ってくる気がするのだが、そのように考える人はいないのであろうか。

大衆心理のようなものは怖い。一人ではやらないだろうが、大勢いるとやってしまうのは何もインドネシア人だけではないだろう。誰もが持っているものかもしれない。勢いでやってしまうこともあるだろう。人間の怖さのようなものも目の当たりにする。

これは何もデモに関することだけではない。誰かがやっているから、という理由にすると、さまざまなことに言える。とくにSNS上でよく見かける光景だ。見ていてもあまりいい気分ではない。顔を知らない相手に対し、そこまでいい掛かる理由もよくわからない。これは有名人だろうが一般人だろうが関係はない。SNSは便利だけど、人間の醜い部分も見えてしまうこともあり、見ていて嫌になることもある。

今回のデモを見て、どうしてか、そんなことを考えてしまった。

 

ということで、本日の1曲はこちら。


Kukira Kau Rumah

Kukira Kau Rumah

Kukira Kau Rumah

  • Zunawi
  • フォーク
  • ¥204
  • provided courtesy of iTunes

 少し古い曲ですが、Spotifyのバイラルトップ50に入っていたのでピックアップ。Zunawiの「Kukira Kau Rumah」。Amigadalaという方の同曲も見つけたので、カバーなのかもしれない。「あなたは家にいない」という意味なんだけど、もっと深い意味がありそう。恋を始められなかったような歌詞とも取れるけど、正直直訳だと意味がわからなかった。曲もシンプルだし、使われている楽器も少ない。でも、妙に訴えかけてくる、そんな印象を持った曲。短いけれど、ゆったりした気分になれます。

 

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