ジャカルタでの日々

アラフォーでジャカルタに移住した体験談

異国にいると日本で起きた災害は心配になる。

福島・宮城で震度6強の地震があったニュースが入ってきた。郡山市に従姉妹が住んでいるので心配になったが、無事だという報告が入ってきた。ただ、部屋に1人だったらしく、だいぶ心細かっただろう。2011年を思い出したという母親からの連絡もあった。10年前を忘れてはいけないと思わさせられる。

遠い異国にいる身としては、みんなの安心を願うしかできない。これは、逆も然りなのだけど、こんな時に移住していると不安を感じることは、まだまだ慣れない。慣れることがあるのかも疑問だけど、駐在や移住で海外に単身来ている人は、それぞれどのようなことを考えるのだろうか。

近くにいるのがすべてとは思わない。東京と郡山だって距離はある。それでも、国を超えるとやっぱりハードルが上がるというか、何かあったときの不安はやっぱり拭えない。

祖父が亡くなったとき、ちょうど僕の両親は香港に旅行中だった。夜中の4時半ごろ、一緒に住んでいた従姉妹から救急車で運ばれたという電話があり、急を要する出来事だったため、両親が泊まっているホテルに電話。英語が通じてるのかどうかも判らぬまま、電話に出た人に言いたいことだけを告げたことは覚えている。その時点ではまだ、祖父の生死は不明だったが、この電話の後に訃報が従姉妹から告げられた。その後、何とかホテルのフロントから両親につながったらしく、電話が来たので状況を説明。緊急帰国してくれとお願いした。このときの状況は、自分の親にその親の死を伝えるというのは、とてもヘビーだったので、今でもよく覚えている。

その後の両親も大変だったらしい。ツアーで行っていたので、すべてその後の予定をキャンセルし、当日の飛行機を予約。空港まで自力で行き、何とかのその日の夜には祖父宅へ着いた。これ以降、両親は海外だけでなく、数年間は遠距離の旅行が怖いというようなことを言っていた。この数年は解消されたようで、一昨年はここインドネシアにも来たけど。

父方の祖父母はまだ健在だが、もう歳も歳なので、どんなに大丈夫だろうと思っていても、いつ何があるのかはわからない。そんなときは、今のこの状況だろうとすぐに帰国するつもりだし、そんなことは移住前から覚悟はしている。そうは言うものの、いざその時になったら、とても焦るだろうし、もしかしたら後悔するのかもしれない。もっと一緒にいる時間を作るべきではなかったのかと。

自分の家族や大切な人たちの安全や健康を願う気持ちは、日本にいようがジャカルタにいようが変わらない。ただ、どんなに願っていても、何があるのかはわからない。今日の地震で直接何かがあったわけではないけど、そんなことを考えさせられた。

 

ということで、本日の1曲はこちら。


흐르는 시간 속에 우리는 아름다워 What A Beautiful Night

Listen on Apple Music 

韓国インディーズに詳しい友人がSpotifyで作ったプレイリストから。英語表記だと、WISUEというアーティスト。自分が知らない曲をキュレーションしてくれるので、とても有難い。うるさくないし、バンドの一体感もある。メロディと声がとても好み。K-POPもそうだけど、このプレイリストをきっかけに韓国の音楽に最近、とても興味が出てきた。なお、プレイリストはこちら。興味ある方は、ぜひ。

 

 

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