ジャカルタでの日々

アラフォーでジャカルタに移住した体験談

当たり前なことが、当たり前でない世界もある。

ふと昨年のことを思い出すと、ちょうど1年前の今頃は、日本に一時帰国することが決まっていた。帰る前は、何で帰るのだろうかと疑問に感じていたけど、いざ帰ったらそれはそれで日本での生活に馴染んでしまい、なんだかんだで土日は思いっきり遊んでいたし、食べたいものを食べて、悠々自適に暮らす生活だった。でも、いつ戻るのかを不安に感じている日々でもあった。

来月のレバラン休暇を迎えるにあたり、一時帰国を検討する客も出てきているが、やはりネックとなるのは帰国後の14日間の隔離。やっぱり14日間はとても大きくて、いざ帰国するとなると、インドネシアに戻ってからの5日間隔離を含み、少なくとも4週間は見ないと難しい。けっきょくこれを理由に帰国しない人は多い。

そんな中、plus 62というサイトで「#妄想帰国 ツイッターアンケート」を実施していて、これが面白かった。plus 62は、インドネシア・ジャカルタ発信のクロスカルチャー情報誌で、インドネシアニュースのキュレーションをしてくれていて、よく目を通しているサイトの1つ。Lifenesiaもいいのだけど、どうしても宣伝臭を感じてしまうので、plus 62の方をよく読んでいるかな。

さて、「#妄想帰国 ツイッターアンケート」だけど、これはインドネシア在住者に限らず、海外在住者に当てはまるものも多い気がする。とくに「行きたい場所」にランクインしている、コンビニやドンキなど、日本にいた頃はどうってことない場所に行きたくなる気持ちはよくわかる。

そういえば、先日も「かっぱ寿司」がセントラルパークモールにできたらしいと同僚から聞いて、「おー!マジすか!」と言っている自分を振り返り、そんなことで何驚いてんだよ、と我に返って突っ込んでしまった。そして、すぐに行くわけでもないのにね。でも、そんなことでも嬉しさを感じてしまうぐらいなので、幸せを感じるレベルが下がったのではないかと考えてしまった。

アンケートに戻ると「絶対に買って帰りたいもの」は、海外在住の家族や友人知人がいる場合、何か送ろうと思った時に参考になる内容だろう。お酒や薬を送るのは難しいけれど、やはり日本にあるものの方がいいなと感じるものは多い。日用品でも歯ブラシは、日本で売ってるものは、小さくてブラシも細かいので、歯を磨きやすい。ウェットティッシュもあると有難い。

日本で販売されているものは、ユーザビリティがいいものが多い。流石にもう慣れたけど、移住したばかりの頃は、日本にある身の回りのものは、どれだけ使いやすかっただろうと思うことが多かった。袋は開けづらいし、何ならハサミを使わないと出せないものもあったりと、この時間がもったいないと多少イラついてしまうこともあったから。

日本にだけいるとわからないことだなーとなったことを思い出す。逆に今は不便なのが当たり前なので、「日本すげー」なんて感じたりもする。当たり前なことが、当たり前でない世界もあることを学べているので、これはこれでいいと思うようにしている。

 

ということで、本日の1曲はこちら。

 

Lomba Sihir - Hati dan Paru-Paru

Listen on Apple Music 

爽やかなロック。ジャカルタの人って、カッパを着てでもバイクに乗る人がそういえばたくさんいるなーとこのPVを見て思った。 最近、ジャカルタっぽいPVの作品が好きかも。

本当は先日録音したDJ Mixを紹介したかったのだけど、mixcloudが落ちているようなので、また今度。

 

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