ジャカルタでの日々

アラフォーでジャカルタに移住した体験談

インドネシアの現行ポップス。

2019年の9月も後半になりました。気づくと年末になっていることでしょう。早いなぁとも感じますが、移住した2月がだいぶ昔にも感じます。時の流れとは不思議ですね。こちらに来てから地味に続けていることは、インドネシアの現行ポップスを聴くことであります。このブログでも出来る限り紹介していこうとしてきています。

もちろん昔の曲を聴くこともありますし、掘り下げることもします。でも、現行の音楽を聴くことこそ、その時代と向き合うことにもなると信じています。音楽は文化の一つですからね。それに昔は良かったという懐古主義に浸りたくはないというのがあります。別にそういう人を否定する気はさらさらないのですけど、やっぱり今と向き合おうよって思うことはありますね。そして、それもポップスというのがキーワードかもしれません。大衆的に聞かれている音、ラジオや街中で流れている音、フェスなどの大きなイベントに出演しているアーティストの音、要は売れている音なのですが、なんとなくですが自分の中ではそんな枠組みで音と触れ合うようにしています。

もちろんポップス以外も聞きますし、もっと言えばインドネシア以外の音楽も触れるようにしています。それは単純に音楽を好きだからという一言になってしまうのかもしれませんが、好きと言えるほど音楽をまだまだ知らなすぎるともどこか思っています。生涯、音楽は聴き続けると確信はしています。

前置きが長くなりました。今回1ヶ月間日本に帰りまして、DJをする機会が数回ありました。インドネシアの現行ポップスがどんな感じで聴かれるのか、自分の身内という狭い世界ではありますが、反応を見てみたかったというのがあります。それも僕がこちらに来て知った好きなアーティストの音を掛けました。HIVI!, RAN, Tulus, MALIQ & D'Essentials, Diskoria, Ruth Sahanaya, Shanty, Warnaといったアーティストのものが好きなのもあり、よく掛けましたね。少々古いのも掛けましたけれど、けっこうフロアの反応が良かったんですよね。これは恐らくですが、メロディアスでどこか日本のシティポップにも通ずる部分があり、日本人に聞きやすいのではないかと感じています。

インドネシアというとダンドゥットが音楽としては一番有名というか、インドネシア国内においてポピュラーな音だと思います。そこから派生をしてきたのがファンコットなのではないかと思うのですが、リズムがやっぱり独特だと感じるのですよね。もちろんいい曲は多いし、インドネシア人とカラオケに行くとダンドゥットが一番盛り上がります。これは間違い無いです。でも、日本人に受けるかというと爆発的な盛り上がりや、大衆をキャッチするというジャンルではないのではないかと思います。誤解して欲しくないのですが、決してダンドゥットやファンコットを否定しているつもりはないです。これは音楽のいい悪いではなく、インドネシア人のDNAにダンドゥットのリズムが刻まれているのではないかというのが、勝手な僕の考え方です。だから、こちらでは盛り上がりが半端無い。ダンドゥットはダンドゥットでとても面白いですし、僕もこちらに来てからたくさんの楽曲を買って聞いています。でも、こと日本というか、インドネシアから世界に向けて出す場合は、そこまでヒットはしないのではないかと思います。やっぱりインドネシア内の音楽と思うのですよね。

それに引き換え、インドネシアの現行ポップスは世界に出ても売れる要素はあると思います。音作りはしっかりされていますし、メロディも聞きやすい。そして明るい感じからバラード調まで、心を揺さぶってくれますからね。個人的にはポジティブになれるポップスが好きですので、HIVI!なんかはほんと好みですね。女性と男性のヴォーカルがいて、その掛け合いもいいですよね。もちろん彼らのバラードも最高に良いですよ!このブログを遡っていただければ、いろんなアーティストを紹介していますので、ご興味ある方は聞いてみてください。YoutubeのリンクとiTunesのリンクを双方貼っておりますからね。

なお僕自身がHOUSE DJということもあり、今回のDJではこちらに来てから一番聞いたであろうGroove Banditの「Gelora Asmara」が相性いいので、よく使いましたね。お前使いすぎって兄貴分には言われたし。こちらはこのブログでは多分一番最初に紹介した曲だと思うのですが、改めて本日の1曲としてYoutubeとiTunesのリンクを貼りましょう。


Groove Bandit - Gelora Asmara

  

 この曲、1994年に出された曲のようなのですよね。今でも全然聴けますからね。エバーグリーンな1曲と言っても過言では無いでしょう。少々哀愁漂う感じがまた良いですね。Groove Banditは1枚ぐらいしかアルバムを出していないのでは無いかな。もっと調べてみないとなのですが、このアルバムはほんとクラブ向けの音作りですね。その中でもこの曲はずば抜けて光っています。個人的にこの曲に今年出会い、そして広げていくことができたので、とても思い入れも強いです。単純に良い曲だってのもありますけれどもね。

 

ほんとは音楽のことを書く気なんてさらさらなかったのですが(笑)、なんか書いてしまいました。でもこれからもいろんな音楽を聞いていきたいし、インドネシアのポップスは本当に良いし、面白いと思うので紹介もしていきたいです。

 

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