ジャカルタでの日々

アラフォーでジャカルタに移住した体験談

GO-JEKのCEOが入閣するそうです。

今日はこんな記事を見かけたので、そのことについて書こうと思います。

www.bloomberg.co.jpGO-JEKのマカリムCEOが第2次ジョコウィ政権に閣僚として加わるので、CEOを退任したというニュース。このマカリム氏ですが、35歳なのですよね。もう若い起業家は世界中で見られていますが、このGO-JEKはインドネシアにおいて最も成功しているベンチャー企業と言っても過言ではありません。

オートバイのライドシェアからスタートした同社ですが、今となっては総合サービス業と呼ばれるほど、業務の幅を広げています。出前はもちろん、買い物代行、マッサージ師や美容師の派遣、チケット予約に自動車のライドシェアなどなど、たくさんのサービスが用意されています。東南アジアではアプリが1億5500万回以上ダウンロードされている、ある意味インドネシアの方からすると(移住者の人でも)持っていて当たり前的なアプリの一つです。

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上記がアプリ内のサービスメニューの画面キャプチャです。とにかくいろいろなサービスがあって、日々の生活において便利なものばかりです。かくいう僕も特に出前のサービスは使うことがあります(でも競合のGrabを使うことの方が僕は多いかもしれません。OVOという電子マネーと提携していることがその理由です)。少し古いですが、GO-JEKのサービスについて書かれている記事を参考までに貼っておきます。

インドネシアの「GO-JEK」にみるライドシェアの破壊力、生活を支える総合サービス業に | Digital Innovation Lab

GO-JEKは2010年に創業され、企業価値にして現在、約1兆850億円。Googleや日本のソフトバンクなどが出資をしております。ユニコーン企業と呼ばれていますが、もうそんな規模ではないですよね。そんな最中にCEOを下りて、閣僚として国に従事することにとても興味があります。同年代だからというのもありますけれどもね。どんな担当大臣になるのかもとても興味深い。インドネシアでもインダストリー4.0が叫ばれてきているので、デジタルに関係するところになるのでしょうかね。

また、このような若い起業家を閣僚として迎え入れるジョコウィ大統領も思い切ったなという感じはします。最近、汚職関連法の改正が可決され、さらに刑法改正案も出ていることでデモが起きることもありました。でも、この若い起業家を閣僚に迎え入れるということは大きな決断ではないかと考えます。

もちろん人気取りという人もいるでしょうね。ジョコウィ大統領は賛否が別れる方でして、僕と一緒に働いているローカルスタッフはあまり好きではないとはっきり言っていました。あまり良くない噂もあるし、ポピュリストということも聞きますね。市長時代はだいぶ善政を敷いており、とても人気があったとも聞きますけれど、大統領になり、より大きな力を得られるようになると、何かが変わってしまったのかもしれません。

でも、こういったデジタルに通じている若い起業家が、国の大臣になるというのは未来があるなと率直に思いました。もちろん日本と比べてどうこうなどと言う気はさらさらないですが、2億6400万という人口は世界第4位の多さですし、こんなところでもまだまだ若い国なのかなと感じもしてしまいます。そんなわけで、今後も注視していきたいニュースの一つです。

 

本日の1曲はこちら。


The Vapor Caves-Be The Light (Cover Video)

  

The Vapor Cavesの新譜から1曲選びました。彼らのことは初めて知ったのですが、シンセファンクでもありR&Bでもあり、ポップスでもありますね。今週末ぐらいにアルバムのデータ配信もiTunesでは始まるそうなので、何曲か買うでしょうね。この「Be The Light」ですが、跳ねるような感じのリズムで気持ちいいです。でも、上物はしっかりメロディアスだし、それでいていろんな音が鳴っている。ちょっと不思議な感じだったのですが、何度も聞いてしまう中毒性を含んでいます。面白い楽曲ですね。

 

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