気になった記事について。
ジャカルタでは年中、蚊がいるのですが、雨季になるとその数も増えている気がします。昨晩も寝ているときに蚊がいて、耳元に寄ってきてなかなか眠れず、今日は寝不足な1日でした。うまい対策を考えないといけないですね。
そんなわけで、今日は仕事にそこまで集中をできていなかったので、無理をせずに定時で上がり、ジムにも行かずさっさと自宅に戻りました。疲れも少し溜まっている気がするので、今夜は早く寝よう。明日も1日外出なので、疲れも出てくるでしょうからね。そして、当然車中での時間が増えますね。
車中での過ごし方は先日もこのブログに書きましたが、ニュースサイトを見て、情報を収集することもしています。特に意識してNewsPicksは必ず見るようにしています。Twitterなどでもいいのですけど、興味ありそうなニュースがまとまっているという意味では、NewsPicksの方が今の自分にはいいですね。
そんなNewsPicksのオリジナル記事で昨日、面白いものがありました。
newspicks.comこちらの記事、有料会員でないと読めないもので恐縮なのですが、ベルリンでは人間らしい生活改善運動（自然回帰運動）のようなスタイルが生まれている、という内容です。アメリカのシリコンバレーは今や革新的なものを生み出す場所ではないと指摘しており、衰退している原因は、カウンターカルチャーやヒッピー文化が退却したからだ、と述べられています。逆に今、ベルリンにはそうした文化が今また集まってきているとも書かれており、言われてみればDJカルチャーもベルリンは非常に興味深いですからね。もともとそういった土壌があるのでしょうね。文化的背景が経済発展と繋がっている、という視点は持っていなかったので、非常に面白く読んでしまいました。
また、個人情報の扱いについても書かれており、例えばアメリカでは個人データは巨大企業が持っており、中国では国家が、そしてヨーロッパでは個人個人に所有権があるという考え方があるとのことです。個人データを背景に大きな利益にしてきた米国企業への反骨心があるのでしょうね。
確かに昨年施行されたGDPR（ EU一般データ保護規則）はその考えにあるのだなと今更ながら気づきました。昨年まではドイツが本社の企業に勤めていたので、このGDPRについて多少勉強はしました。しかし、個人データを使ってビジネスを行っていくものだろうという頭でいたので、けっこう自分の中にはずっしりきた内容でした。そして、それは大きな利益や大きな経済というものだけを考えてしまっていたのだと気付きました。
逆にベルリンでもスタートアップ企業はたくさんあるそうですが、規模の経済を追いかけておらず、個人としての経済活動を考えているとのことです。育ってきた環境というものもあるそうですが、自らの経済活動を行うべき思想というものは、自分の中にも留めておこうと思いましたね。非常に洗練された考え方だという印象を持ちました。
いい意味での個人主義というのでしょうか。確かに昨年までいた会社でのドイツの同僚たちは、良くも悪くも新しいものをどんどん世に出していましたし、それでいて自分の時間は必ず確保するような人たちが多かったです。また、人の出入りも激しく、逆に戻ってくるような人もいたり、自分単位での仕事をしている人たちでしたね。でも、あまりにも世に出したサービスが不完全でエラーも起きていたし、客に迷惑を掛けてもいました。スピードはあったけれど、不完全なものばかりで、日本にいる僕らは振り回されていることが多々ありましたね。
ここジャカルタは、どちらかと言うとアメリカのような大きな規模の経済を追いかけている印象を持っています。人口もたくさんいますし、まだまだ発展できる余地がありますからね。それにGojekなども今後、個人データを蓄積して、何か新しいことを始めることもあるでしょうね。ただ、どんなに個人データを取られていたとしても、便利と言えば便利です。考えなくていいからですよね。でも逆にそれは、ある意味でスポイルされていると言えなくもないか。ちょっと我が身を振り返る、そんな記事でした。
しかし、ベルリンにもいつか行ってみたいですね。自分の五感で感じたことが一番生の情報だと思っていますからね。いつになるかわからないけれどね。
というわけで、本日の1曲はこちら。
Dua Lipa - Don't Start Now (Official Music Video)
たまたまYoutubeで新譜を漁っていたら出てきたものです。Dua Lipaですね。彼女はBLACKPINKやCalvin Harrisとも曲を出しているので知っていました。新譜を出したのかーと聞いてみましたが、ばっちり今作もダンスチューンですね。かっこいい。PVも彼女の魅力がたくさん出ていて、好みです。
