ジャカルタでの日々

アラフォーでジャカルタに移住した体験談

自粛ムードの中の土日に少し見ることのできた市井のCOVID-19対応。

自粛生活という名のもと、3日間はほぼ外に出ていません。昨日、運動不足を少しでも解消することを目的に、歩いて1kmほどのところにあるすき家に行ったぐらいですね。インドネシアにはすき家もけっこうあります。個人的に、インドネシアならば吉野家よりもすき家の方が牛丼は美味しいと感じます。

ちなみにインドネシアのすき家にはラーメンもありますよ。

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食べたことはないですけどね。揚げ物をラーメンに添えているのは面白い。確かにインドネシアの方は揚げ物が好きな印象はあります。

しかし、昨日の客は僕一人でした。あとはデリバリのGojekやGrabのドライバーがいるだけでした。そして、その建物内の飲食店は8割が店を閉めていました。土曜日ということもあったかもしれませんが、お店自体が閉まっているので、外食をしたくてもできません。

すき家からの帰宅時に寄ったアパート下にあるIndomaretには、キャッシャー部分に透明のカバーが用意されていました。

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店員と客とで、飛翔感染を防ぐための処置と思います。こんなことをして効果があるのか?キャッシャー全てを覆っているわけでもないのだから、無駄ではないのか?そんなことを思うこともあります。しかし、ここジャカルタのコンビニでもCOVID-19対策でこのようなことをしています。とにかくやれることは少しでもやろうという気概は感じます。そしてこれは恐らく、うちのアパート下のIndomaretだけではないはずです。

ジャカルタでもどんどんCOVID-19感染者が増えており、死者も同じく増えています。昨日、こんな記事が出ていました。

www.reuters.com

市の公園と墓地の調査によると、先月2020年3月には約4,400人の埋葬が発生しており、これは2018年1月以降のどの月よりも多い数値とのことです。このことから、中央政府が発表しているCOVID-19による死者数の数値は、過少報告されているのではないか、という内容でした。なお、記事内には3月6日から4月2日までにCOVID-19の疑いで亡くなった438人には特別な予防措置を講じたと書かれています。

これまでで一番多かった埋葬者数は2019年3月の約3,100人で、そこから比べても大きく増えていることがわかります。そのため、死因は発表されていないCOVID-19が要因なのではないかと疑っているわけです。大きな災害もありませんでしたからね。

非常に的を得た記事ではあると思いました。ジャカルタ州知事のアニス氏は過少報告を疑っており、早いところジャカルタ州のロックダウンを求めていることは、こういった背景があるのではないかと推測します。

医療従事者の方は世界中で懸命に対応を行なっており、本当に感謝しかありません。これ以上検査をしたら、さらに患者が増え、医療現場が崩壊するという話もインドネシアだけでなく、世界から聞こえてきます。ただ、過少報告が事実としたら、非常に危険な状態にあることを隠していることにもつながります。検査をしなければ、原因はCOVID-19と特定されないですからね。

一方で、インドネシア在住の日本人ですが、帰国をする方々も仕事上で聞いた話や、twitterを見ていると徐々に増えてきている印象です。帯同家族だけでなく、駐在員にもそのような指示が出ているところもあります。医療体制が日本に比べると不十分ということも背景にはあるでしょう。でも、日本側の受け入れもバタバタしているようで、帰国便が急遽キャンセルをされるといったこともあるようで、帰国する方もそれはそれで大変なのだと感じます。海外からの帰国者に対しての風当たりも強く感じますし。。

ただ、ここジャカルタは飲食店も閉まり始め、店を開けているコンビニでも対策を取っている状態です。また、スーパーでは並ぶ位置まで指定するマーキングもされています。

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Sosial Distancingということで、なるべく距離を取るようにとスーパーでもこのような対策を取っています。店員はマスクと手袋をしている人ばかりです。まだまだ発展途上国と言われているインドネシアの首都でもこのような対策は取られているのです。

現在、東京のような大都市がどのような対策をしているのかは実際に見ていないのでわかりません。ただ、入国時には距離を詰めて並ばさせるといった声はSNSを通じて見ましたが、それで大丈夫なの?と僕は思いました。それでも海外からの帰国者に対して強く当たる風潮を理解できません。だって、ジャカルタの方がその点、しっかり対策をしているように見えますからね。でも、医療体制は日本に比べると劣っているとは思います。だから海外で働き、日本に貢献している人やその家族もいるのだから、温かく迎えて欲しいなと願う次第です。

 

ということで、本日は昨晩DJ Mixを録ったので、聞いてみてください。

www.mixcloud.com

今回はあまり現場ではプレイしてこなかったAfro HouseのMixとなっております。最初はもっとラウンジなものにしようとしていたのですが、うまくまとまらず、だんだんと自粛ムードに苛立ちを覚え始め(笑)、少し激し目の内容になってしまいました。お耳汚しになるかもしれませんが、是非部屋でお過ごしの際のお供にしていただければと思います。

 

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