ジャカルタでの日々

アラフォーでジャカルタに移住した体験談

学ぶ機会だったのだといつか振り返られるようにしないといけない。

昨日6月4日に解除されると言われていたPSBB(大規模社会的制限)は、解除ではなく、段階的に緩和していくという内容になった。この方が個人的には安心できる進め方になったので良かった。いきなり解除で一斉に外に人が出始めると、感染を広げてしまうと考えるからだ。

Jakarta Postの今日の記事には、やはりPSBBの緩和はまだ早いという評価を専門家が言っているというようなことが書かれていた。ただ、今日から宗教施設は開放され、来週からは下記が開放されることとなる。

  • 6月8日以降:事務所や工場(人数は半数)、飲食店(人数は半数)、博物館や図書館、バイク・タクシー
  • 6月13日以降:公園やビーチ
  • 6月15日以降:食品以外を含んだショッピングモールや市場
  • 6月20日以降:屋内外のレジャー施設、動物園

となっている。

報道ではPSBB延長ということになっているが、段階的な緩和という表現の方がしっくりくる。ただ、まだ簡単に解除しないということは事実で、延長という表現の方が人の動きを自粛させるには、良いのかもしれない。

しかし、まだジムの再開は見えないか。。Gold's Gymがどのような対応をするのか、待たなくてはならない。まぁ払ってしまった4月分の月謝はまだ持ち越しだろうな。7月分に充てるとかになるのかな。

 

そんなJakarta Postに日本のことが書かれた記事もあった。日本の満員電車はCOVID-19の感染を広めるのではないかという内容だ。満員電車はモッシュピットしているようだ!というようなことが書かれている。本来モッシュするべきライブハウスはまだ閉めているのに、満員電車が問題視されないのはおかしい!ということを言っている人が紹介されていた。

電車内では大声で話さないし、叫ぶこともないから一概に同じとは言えないが、肌が触れるぐらい人が集まるという意味では同じだ。日本のことを書いているが、ジャカルタを走る路面電車の通勤時は、日本同様の満員電車になっている。全て問題なく稼働するようになると、同様の光景がジャカルタにも戻ってくるに違いない。これは日本だけの問題ではないとは言いたい。

時差出勤やリモートワークにより取り組みを増やし、満員電車を無くしていくというようなことも書かれている。全ての人が毎日出社する必要はないだろうし、今回の件で考え方を改める企業もたくさん出てくるだろう。出社することが仕事ではない。リモートでできるのであれば、その方が効率的ではないか。これはインドネシアでも同様だ。

 

でも、満員電車でモッシュピットという表現は面白い。そして、本来モッシュすべき場所でもあるフジロックが延期というニュースもあった。もちろん2020年は事実上の中止となるのだが、延期と表現するところに粋を感じる。チケットは払い戻しもあるけど、来年までキープ可能というのもいいな。ファンがたくさんいるイベントだなぁと羨ましさもある。信頼関係もあるのだろうな。時間を掛けてファンを作っている。

人でもそうだけど、こうしたイベントも信頼関係を生み出すことで、お金以上の価値をもたらしてくれることを教えてくれる。一つのいい例ではないか。

 

悲観することが多いCOVID-19だし、嫌な思いもしている。しかし、人の生活が変わったり、信頼関係が大切であったり、そんなことを学べた機会なのではないだろうか。この学びは大切だったのだと振り返ることができるようにしないと、無駄になってしまう。

そして、段階的にではあるが、ジャカルタも制限が解除されてきた。これは非常に喜ばしい。もちろん、まだ懸念材料は多いが、少しでも早くインドネシアに戻れる日が来ることを祈っている。

 

ということで、本日の1曲はこちら。


Wahyu Selow - Benci Mantanmu (Official Lyric Video)

  

Wahyu Selowの「Benci Mantanmu」です。まだ出たばかりですね。レゲエ調のサウンドで気持ち良い。タイトル名がうまく訳せないのですよね。benciは嫌いという意味で、Mantan muになると思うのだけど、Mantanは元って意味だし、muはkamuの略だと思う。とにかく、夏っぽくていい曲。声も優しいし、身体が自然と横揺れするサウンドも最高です。彼もライブを見てみたいですね。

 

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