ジャカルタでの日々

アラフォーでジャカルタに移住した体験談

帰るべき場所があることを教えてくれる。

久しぶりにClubで遊んだ。オープンからラストまで同じハコにいたのも久しぶりだった。お店の周年パーティーということもあったけれど、COVID-19によってなかなか会えなかった面々が集まり、これぞパーティーだよなという空間があったからだ。

音が好きで、音を目当てに大箱に行くこともある。有名DJを聞きにも行く。でも僕が好きなのはやっぱり、小箱と呼ばれるところで人間関係を作っていくようなところ。その場では初めましてでも、気付けば肩を組んで乾杯しているような空間。

この空間だよなと何度も噛み締めた。フロアからの声にDJも応えるし、それがまたフロアを乗せる。仲間たちと楽しんで何が悪いのだろう。そんなことが疑問になってしまった。

イベントとパーティーは違う。僕がやりたいのはパーティーだ。客もDJも店員もみんな同じ目線であるべき。リスペクトはあっても、崇めるものではない。老若男女も相手に嫌なことはしない、そしてリスペクトは持つべきであっても、ここにも上下関係が生じるわけでもない。

この日本滞在において、パーティーの空間を体感できたことが嬉しかった。たまたま居合わせられたことが、本当よかった。

帰るべき場所はあることを教えてくれる。戻ってこいと言われたのが、嬉しくもある。たぶん彼らとならば、いろいろなことをできるであろう。

同じような空間をジャカルタで作れるかと言われると、相当難しい。言語の問題ももちろんある。微妙なニュアンスが通じない。どんなにネイティブになっても厳しいと、カナダの大学院で勉強している昔馴染みも言う。彼は英語のスペシャリストだが、それでもモドカシイと言うのだから。

ただ言語だけではない。やはり培ってきた文化の違いも大きい。内輪受けじゃねーかと批判する人もいるだろう。その通りだ。でもその輪に迎え入れようとするホストがいれば、何ら問題ない。先日のパーティーはそんな雰囲気だった。

もちろん人と話したくない、音だけを浴びたい日もある。これも理解できる。音が好きだから。だから別物と考えるべきであって、その場その場に合わせたDJがいる。オーガナイザーがいる。どっちがいい悪いではないので、あしからず。両方とも好きだからね(笑)。

 

まだまだジャカルタに戻る日程は決まらない。このままでは7月になってしまう。あんないいパーティーにいると、日本から出たくない気分にもなってしまうのは事実。まだ行けていないところもあるので、もう少し動こうと思う。

ここ最近、ブログを書けていなかった。いろんな人に会おうとしていたからかもしれない。少し緩んできている自分がいる。すげー中途半端だなと。意識しないと、一気に持っていかれそうなので、注意しないといけませんね。

 

ということで、本日の1曲。


Nou Pare

  

Ghislain Poirierの新譜「Soft Power」から選びました。これはアルバム買いしました。トライバルがベースですが、世界各地からゲストヴォーカルを招聘しての作品となっています。この「Nou Pare」もメランコリックですが、メロディアスです。めっちゃ好み。モントリオール出身かー、やっぱり行きたいですねぇ、モントリオール。

 

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