頭で理解はできているのだけど、ストンと落ちていない。
連休初日と言っても、僕はインドネシアの祝日で動いているので、普通に仕事をしていた。インドネシアやシンガポールから連絡があるので、その対応ぐらいだが。。
東京都の本日のPCR陽性者は366人。そしてジャカルタの本日の陽性者は416人。ジャカルタの数字のソースはこちらのページ。東京もジャカルタもそこまで大きな違いがなくなってきた。ちなみにPCR検査人数は、昨日のものが東京都のホームページに出ていて、3,399.9人とのこと(集団感染発生や曜日による数値のばらつきを平均化するため、過去7日間の移動平均値をもとに算出しているそうです)。同日のジャカルタは4,879人。陽性率は東京が6.7%で、ジャカルタは7.8%。
確かにジャカルタの方が高いけど、東京もどうなんだ?という疑問が湧いてくる。もちろんPCR検査や抗原検査は確実ではないけれど、残念ながら指標がこれしかないし、これ以上精度の高い検査を知らない。
今日、シンガポール駐在の方と電話で話していたら、日本からシンガポール入国時には国の隔離施設に入ることが義務付けられたそうだ。一旦、日本は外れたようだが、またリストに入ったようで、外から日本の感染は拡大していると思われているのではないかとのことであった。
まだまだ陽性者は伸びるかもしれないが、とにかく自分の身は自分で守るしかない。外出時の室内では、やはりマスク着用で話すことを徹底した方がいいですね。あとはむやみに口や目、鼻を触らないようにすることですな。
さて、話は変わって、先日より有名ミュージシャンの名義変更がニュースとなっている。The Black Madonna(The Blessed Madonna)とJoey Negro(Dave Lee)の御二方ですね。とくにJoey Negroの方は、僕自身が音源をたくさん持っているし、DJでもよく使っているので、それなりに知っているアーティストの1人だ。彼はFacebookページで自身で説明も行っている。
改名は、Black Lives Matter運動(BLM運動)が発端となっている。2020年今日においては、どんなにブラックミュージックをリスペクトしていても、"Black"などといった言葉を、黒人以外が命名してはいけないことを胸に刻まないといけないとまずは思った。これはグループ名やレーベル名にも話は及んでいて、既に変更しているものもいくつかある。
ブラックミュージックを盗用していて、それでお金を稼いでいると見られているというような人もSNS上で見掛けたけど、パクリとリスペクトの線引きってどこなんだろうと考え込んでしまった。正直、これはわからない。
そんなことを考えていたら、まったく規模は違うのだけど、「B'zはパクリだけど、奥田民生はオマージュ」なんて言われていたことを思い出した。これも記録的ヒットを続けて、経済的に成功したから“パクリ”と言われている、というような論調もあったなぁ。
今回の改名は、僕の周りでもいろいろな意見が飛び交っていて、言葉尻を取っているというような人もいるし、じゃあNinja Tuneはどうなるんだ?とかね、そりゃそうだよなと。ただ、BlackもNegroも差別的な意味も含むので、やっぱり安易に使うのはよくないのではないか。
BLM運動とも関連しているため、僕自身まだ言葉が足らないのは事実。でも、自分が好きな音楽、とくにDJとしても使うことの多いアーティストにまで話が及んでいるので、ぜんぜん遠い話ではない。
ただ、じゃあそんなブラックミュージックを、黒人ではない自分がDJとして使うことってどうなの?そもそも、音楽って楽しむためにあるものではないの?逆に文化も経済を破綻させることにつながらないか?などなど、モヤモヤした気持ちも出てきている。
とくにブラックミュージックを発祥とするHOUSE、それもソウルフルな歌ものHOUSEは、"LOVE”をテーマとする曲も多い。音楽の前では、みんなが平等でハッピーな時間を過ごそう!とさせてくれるパワーのある曲も、たくさんある。どうなんだろうってね。
頭で理解はできているのだけど、ストンと落ちていない、というのが正直な今の気持ちですね。引き続き歴史を含めて、勉強していきます。
昨日、ちょっと外出する用事があったので、表参道にできた蝋燭屋へ。
相変わらずな痺れ具合を出してくれる麻婆麺。ただ辛いだけではない、旨味がある。麺との塩梅もちょうどいい。一時帰国時には食べたい1食ですね。美味しかった。
ということで、本日の1曲はこちら。
Joey Negro & The Sunburst Band - Dialed Up - Joey Negro Extended Mix
Joey Negroのことを昨日から考えていて、何となく去年出たこの曲を聞いていたので選びました。ほんと僕は彼からブラックミュージックに対するリスペクトしか感じないんだよな。この曲にしても、Orgoneが元ネタですけど、ぜんぜん崩さないし、むしろ気持ちよくしている。これからも僕は聞き続けるし、追い続けるアーティストの一人であることは間違いない。