ジャカルタでの日々

アラフォーでジャカルタに移住した体験談

行動制限はまだ続きそうだけど、できることをやるしかない。

今年のNAHAマラソンが中止となった。移住前までは、なるべく僕もこのマラソンに出ていた。沿道の応援が賑やかで、走っていても自然と笑みがこぼれるステキなマラソン大会だ。

毎年12月1週めの日曜日に開催される。今年も12月6日に予定されていた。5ヶ月後の予定だが、COVID-19により中止(公式には2021年に延期という書き方をしている)と発表されたわけである。

非常にファンの多い大会で、毎年この大会に出るために前々からホテルをとるようなジョガーがたくさんいる。とても愛されている大会だなぁと思うが、自分自身もその一人。だから多くが一様に寂しいと言っているが、他のマラソン大会も中止となっているので、想定内と言えばそれまでであろう。

しかし、もう一度書くが5ヶ月後の話だ。それでも中止となってしまう。どうしても感染リスクを排除できないし、協賛なども得られないことが理由となっているが、この調子だとCOVID-19のワクチンができるまで、この手のイベントごとは延期が続くのではないかと考えてしまう。

 

しかし、そろそろCOVID-19と共に生きていく、共存を受け入れるべきではないだろうか。東京のPCR検査陽性者は増えているが、7月8日時点で重症者は6人だ。東京都福祉保健局のホームページを見れば、これは書いてある内容。メディアはもう少し踏み込んだ報道をすべきとは思うが、申し訳ないが誰でも見れる内容なので、調べればいいだけのこと。

もちろん重症者が少ないからいいわけではない。とくに高齢者や持病持ちの人は、しっかりケアすべきだ。だから、少ないから問題ないとはまったく思わない。

ただしPCR検査も絶対ではないので、実際には罹っていないのに陽性と出ることもあるし、その逆もある。これは医療政策の専門家が指摘している。記事を少し引用してみよう。

PCR検査の正確性については、まだ、国際標準のエビデンスがないが、感度70%、特異度は99%という想定値がリスク分析上妥当ではないかと考えられる。

だが、感度95.0%、特異度99.9%とさらに高い数字を仮定しても、1000万人について検査を行えば、有病率が10%の場合で偽陽性は9000人、偽陰性は5万人出る。有病率が50%の場合で偽陽性は5000人、偽陰性は25万人出る。

引用元:日本がコロナ2波に勝つ科学的で現実的な戦略

 政策は科学的根拠があるべきだし、数字やその詳細情報を公表することは必須だ。そして、その内容をもとに議論をすべきと考える。確かにPCR検査による陽性者イコール「感染者」と決めていた自分もいるので、この記事を見て反省した。

まったく安全だなんて言うつもりもない。手洗いやマスク着用をして、自分でできる対策はすべきと思う。しかし、「夜の街」などと名付けて、そこだけを注目されるように、仕向けていると感じてしまうのは自分だけではないはず。

そんな中、「Go Toトラベル」なる観光の消費を促すキャンペーンが今月22日から始まるそうだ。東京都のPCR検査陽性者が増えているし、評判を落とすだけだから、これこそ遅らせた方がいいのではないかと思うのだが、国土交通省が本日発表したので進めるでしょうね。

今の報道を見ている人にとっては、東京から他県への旅行は行きづらいと感じてしまう人も多いはず。僕の両親も旅行に行きたいが、今は無理だと判断していた。他県の人が嫌がるのではないかと。そうなってしまうだろうなぁ。

やっていることがバラバラで、支離滅裂な感じがする。数ヶ月先のイベントは中止。しかし、旅行には行きましょう。これはロジックで説明できない。

 

インドネシアはもう、COVID-19との共存に舵を切っているように見える。PCR検査陽性者は、どうやら7万人を超えたようだ。経済活動を緩める気配はない。ローカルスタッフの話を聞いても、もう経済を回していく雰囲気だとのこと。

恐らく今月末にはジャカルタに戻ると思う。そんなところへ行くのだと、覚悟はできている。うまく共存していくしかない。そこまで人混みにはまだまだ行かない方がいいだろう。本当は市場など、帰ったら行きたいところもあるけれど、あまりいい話を聞いていない。

まだまだ行動を制限される日々は続きそうだが、その中でやれることをやっていくしかない。

 

ということで、本日の1曲はこちら。


Joko in Berlin - Misanthropy (Official Lyric Video)

  

Joko in Berlinの新譜です。インドネシアのバンドのようですが、詳しいことを調べられていない。Spotifyは、知らないアーティストをたくさん教えてくれるので助かる。4つ打ちな感じです。ベースラインが躍動感あっていいですね。ちょっとメランコリックな感じで、暗いけれどメロディアスで好み。彼らもライブを見てみたいですな。

 

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