ジャカルタでの日々

アラフォーでジャカルタに移住した体験談

自分の常識が通用しないこともある。

インドネシアで禁酒法が再審議入りされたニュースが出た。2015年に一度国会で審議入りされたが、バリ州やキリスト教徒の多い地域(Manadoも入るだろうな)から反対され、廃案となったそうだが、今になって再び審議入り。訳のわからないCOVID-19のワクチンを受けなければ罰則もあるが、どうしてこのような法案を決めようとするのだろうか。外国人からすると、理解をできない。

それに、今話題でもあるオムニバス法案は、良し悪しはもちろんあるが、外国からの投資を受けやすくするメリットもある。しかし、このような法案を通していると、外国からの人材が来たがらなくなるだろう。とても矛盾している。

イスラム教でアルコールはいいものとされていないことは理解できる。しかし、法律で縛るものではなく、そもそも宗教なのだから、その教えを守るか守らないかではないだろうか。法律で決めるのは、少しおかしいと感じてしまう。

インドネシアは、法律がコロコロ変わることとしても知られており、ビジネスにおいては非常にやっかいでもある。Invoiceに記載する言葉一つとっても厳しく決められていて、もし使ってはいけない言葉があると、突っ返されることもある。他国の担当者にもお願いしなければならず、いろいろと面倒だ。ビジネスの促進を邪魔する面もあり、本当にどうしたいのかがわからなくもなる。

ただ、全てが守られているかというとそうでもなくて、けっきょくお金を裏で回せば解決してしまうこともあって、この辺りは汚いなーと思う。もちろん過去に比べるとそんな面は減ってきたと聞いているし、実感もしている。でも、まだ全て無くなったとは言えない。

自分の常識にはないこともあって、受け入れなくては進まない。この辺りは文化の違いと言えばそれまでだが、おかしいものはおかしいと言っていても仕方がない。ただ、外国で暮らすとは、そんなことの連続なのだろうと思う。

その昔、日本でも「ここが変だよ日本人」といったテレビ番組があった。同じように海外から日本に在住している外国人にも、同じように見えていたのだろう。自分の常識が通用しない。そんな経験をできているので、寛容さは昔に比べると大きくなった気がする。それでも、おかしいものはおかしいという感覚を無くしてはいけない。そんなことを思う。

 

しかし、本当に禁酒法が通ってしまったら、いろいろと考えるなー。お酒がなくては生きていけないとは思わないが、お酒は人生に彩りを与えてくれるとは思う。それに、やっぱり飲むのは好きだから、禁酒なんて言われたら、しんどいな。。パフォーマンスだけとは思うし、けっきょく通らないだろうなと思いつつも、審議にあがるような国に今いるのだと実感した。

 

ということで、本日の1曲。


群青

Listen on Apple Music 

日本滞在中、一番耳にしたのはYOASOBIの「夜に翔ける」だった。行くところ行く店でかかっていた。キャッチーで聞きやすくて、これ誰?と周りに聞いたものだ。この「群青」も同じくキャッチー。今っぽいというのだろうか。賛否あると思うけど、売れている曲を聴かないのはもったいないと思うし、なぜ売れるのかを知りたい。売れている曲を毛嫌いするDJも知り合いにいる。アンダーグラウンドであるべきだと。知らない曲をキュレーションするのがDJだと。売れるものはみんな知ってるから掛けても仕方がないと。もちろん、その姿勢は悪くないけど、僕はもったいないよねって思ってしまう。何だってフラットに聞くべきだ。売れるには理由があるはず。ただ、彼らの楽曲はキャッチーで耳に残りやすい。素直にいいなって思う。

 

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