ジャカルタでの日々

アラフォーでジャカルタに移住した体験談

インドネシアではメロディアスな曲が好まれるのだろうか。

今週もあっという間に過ぎ去っていった。仕事で移動も多いし、やることもそれなりにあるので、これはこれでいいのかもしれない。でも、具体的な売り上げにまだ結びついていないのは、なかなか厳しくもあるね。

今日は、こんな記事を目にした。「1979年リリースの日本のシティポップの名曲が、まさかの世界47ヵ国でTOP10入りの快挙!

1979年リリースの松原みき「真夜中のドア/stay with me」が話題になっているらしい。それも国内ではなく海外で。記事によれば、ここインドネシアでも Spotifyで 1ヵ月に3万回再生されているとのこと。メロディアスなものを好むインドネシア人に好かれたのだろうが、何かきっかけがあったのかもしれないね。

インドネシアでよく聞かれる日本人ソングは、五輪真弓の「心の友」。僕はこの曲を知らなくて、こちらにいる遠い親戚に教えてもらったのだ。当たり前のように「歌えるだろ!」と言ってくる彼らに、申し訳ないなーと思ったことをよく覚えている。その他、サザンオールスターズの「真夏の果実」やkiroroの「長い間」、宇多田ヒカルの「First Love」は、実際に親戚から聞いた好きな日本の歌だった。
共通するのは、バラード調の歌であること。まだまだこのブログで紹介しきれていないけど、インドネシアの音楽はバラード調が非常に多い。それだけ受け入れる人が多いからだろうし、好きなんだろうなと感じる。メロディアスなものを好む傾向があるといってもいいだろう。
もちろんK-Popも若い人の間では流行っているし(弊社の女性社員で好きな子が多い)、ロックが好きな人もいる(ONE OK ROCKを好きという子もいたね)し、アニメをきっかけに好きになる人もいる(ラルクのRocket Diveを歌いだした親族に、どこで知ったかを聞いたらアニメで知ったと言っていた)。こんなこと言っちゃそれまでだけど、音楽は千差万別で、人によって好みも違うので、そりゃ当たり前だ。
ただ、体感としては、インドネシアではメロディアスなものが好まれるのではないかな。日本の歌が世界で知られること自体は、とても嬉しい。もちろん自分が出している曲ではないけど、普段から聞いていた曲だからね。
新しい曲をキュレーションするのがDJとは思う。とにかく新譜を追いかけることは、DJにとって非常に重要だ。しかし、だからといって古い曲を知らなくていいにはつながらないし、聞く人にとっては、昔のリリースであろうとそのとき初めて聞けば新曲扱いだ。古い曲を今っぽく聞かせられるDJは、個人的に上手だなと感じる。函館で知り合った大先輩のDJにそんなことを言われて、多少意識してみたものの、これはなかなか難しくて、まだまだできないと何度も思ったものだ。
しかし、僕自身も若いDJが昔の曲だけを選曲し、そのままの流れで掛けているとうーんって思ってしまう年齢になったと数年前感じた。もちろん彼らのDJプレイはそれはそれで素敵なことで、テクノロジーの発展と共に、音楽を掘れるプラットフォームが充実し、ダウンロードしやすい状況だからできることだし、リリース時期など関係なく、聞いたときが彼らにとっては新譜なのだ。年代に関係なく、フラットに聞けることは素晴らしい。だから、エバーグリーンな曲なんだと逆に思わせられることもある。
ただ、これまで聞いてきたものだからかもしれない。選曲の工夫をしないと面白みを感じない年齢になってしまい、自分ではやらないように新譜を中心に組み立てようとしたのも事実。最近出たレコードだけで選曲していた時期もある。今思えば、器用貧乏になってしまった部分も否めない。
ジャカルタに移住してからは、そんな思いはいつの間にか無くなっていた。好きなものは好きでいいのではないか。もちろん新譜を追いかけることは続けよう。最近はそんなスタンス。すごく楽になった。それは現場でやっていないからとも言えるのだろうけど。
この辺りの話を掘り下げると、すごーく長くなりそうだから、またの機会にでも。
 
仕事はしばらく落ち着きそうにない。土日は少しゆっくりしようっと。でも、しっかり走るぞー。とりあえず週に20km走ると目標を立てたからね。今週はすでに達成済みだけど、継続していこう。
 
ということで、本日の1曲はこちら。


L.O.V.E. U (Original Mix)

Listen on Apple Music 

PCに入っている音源を掘っていたら「こんなの買ってたのか」となった曲。2018年末のリリースですね。DJ Belovedは好きなこともあり、恐らく買ったのだろうな。自分の記憶から消えていた。典型的な歌ものHOUSEと言ってもいいかもしれない。がなるようなソウルフルな声も好きだけど、優しい女性ヴォーカルものも好き。2000年代後半の日本のHOUSEっぽさもある。メロディアスでお洒落な感じは、夜にお酒飲みながら聴くのがいいですね。

 

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