ジャカルタでの日々

アラフォーでジャカルタに移住した体験談

ジャカルタに移住してちょうど2年が経った。

外出をしなくてもオンラインでの打ち合わせがあり、バタバタとしていた今週。けっきょく今日も残務処理をしていた土曜日となった。忙しいのだけど、そこまで売上が出ていないのは何か原因があるはず。これからの売上につながる仕事もあるけど、それ以外の書類処理が多いのは困ったものだ。何だか毎日のようによくわからない書類を作っている気がする。これを仕事と言っていいのかどうか疑問にもなる今日この頃。

ジャカルタに移住してちょうど2年が経った。最近考えるのは、「住むこと」と「生活すること」は違うのではないか、ということ。ただ住むだけならば、日本の地方だろうが海外だろうが、誰にでもできるのではないかと思う。家にいて、外部との接触をなるべく避け、自分のできる範囲ですべて収めて日々を送ることは、今の世の中であれば可能だろう。

一方で現地に溶け込み、現地にしかないサービスを使い、現地の人と同じようなレストランに行き、同じような遊びをする。これが、生活をすることと思う。

職場と日本食レストラン、日本食専用スーパー、ゴルフ場やカラオケだけに行って、「ジャカルタで生活している」と言えるのだろうか。当然、移動はすべて運転手付きの車。いつまでも支払いは現金かカードだけで、OVOもGO-PAYも使わない。これじゃあ、生活しているではなく、ただただ住んでいるだけって思う。

「危険だから」「自分の知っているところだけでいい」理由はさまざまあるだろうし、立場のようなものもあるのかもしれない。しかし、自分の五感で確かめていないことを、あたかも事実のように話すのも違うのではないだろうか。そんな「大人」をこちらに来てから見るようになっており、「違うよなぁ」と感じたりする。

ジャカルタにも日本人街と呼ばれるブロックMという場所がある。今は多少寂れている感もするが、それでも日本食レストランは集まっている。日本人相手に商売を始めれば、儲かるだろう。そんなことを考えた人が最初に作ったんじゃないかなーなんて思っているけど、やっぱり単身の海外駐在は寂しさもあるし、どうしても母国語である日本語で話したいと考える人って多いと思う。実際、自分自身も同僚に日本人がいないと、けっこうキツイなと感じることもあるから。そういう意味では、日本人街は需要があるだろうし、今でも機能していると感じる。

でも、今はツールが発達しているから、テレビ電話はできるし、こうしてインターネットで自分の意見も発信できる。時代は大きく変わった。それでもまだ、昔の感じが抜けていない人がまだまだいる。まだ昭和の感覚を持っている人が、ジャカルタ駐在の日本人には少なくない。そんな人たちの方がお金を持っているから、お金を落とす先は、昔からの流れで続けているところもある。しばらくは、変わらないだろうな。

電子化という意味では、インドネシアの方が日本よりも進んでいる部分もある。それに、ライドシェアのサービスを使ってしまうと、こんなに楽なものはないと思うこともしばしば。若い世代も多いので、新たなものを取り込んでいくパワーを感じる。

海外駐在は、どんどん若い人が来た方がいいだろうし、何なら現地採用をもっと増やせばいいのにとさえ思う。ただし、上の人たちがやっていることをそのまま鵜呑みにしていちゃいけないので、いろいろとチャレンジしたい人は向いているだろう。

COVID-19の関係で、今現在は、基本的に海外からの出張者も入国禁止だし、なかなか新しい人が来るのも難しい。逆に日本に帰るのも難しい状況が続いている。うんざりすることもあるけど、そんなことを言っていても何も変わらないので、日々をどうしたら楽しくできるか、何を学べるかを焦点において、これからも生活していこう。

 

ということで、本日の1曲はこちら。


Sedalam Cintamu - Indra Lesmana feat. Nania (Official Motion Comic Lyric Video)

Listen on Apple Music 

Spotifyを漁っていたら見つけた曲。昨年3月ごろに出されたものですね。男女の掛け合いは、けっこうインドネシアのポップスに多い。よく聞くようになっているから、けっこう好きになってきている。この曲も同様で、二人の声がとても心地良い。

 

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