ジャカルタでの日々

アラフォーでジャカルタに移住した体験談

部屋から1歩も出ないとそこまで世界は変わっていない気がしてしまう。

日本でもインドネシアの様子が報道されているようで、今回ばかりはさすがに家族からの連絡が多い。確かに数字だけ見れば大変なことになっているし、帰国用の飛行機を増便させるなどの話も出ているから、大変な事態であることは間違いない。

そうなんだけど、実際には部屋から一歩も出ていない自分からすれば、あまり変わらないっちゃ変わらない。治るまでこのまま篭り切っていれば、大丈夫なんじゃないかと思ってしまうぐらい。もちろんそんなわけにもいかず、買い出しなどには行かなくてはならないけど、手洗いをするなど予防をしておけばいいのではないかとさえ思ってしまう。

でも、数字は嘘をつかないし、身体で感じているよりも大変な事態になっていることは間違いない。同じジャカルタでも、今住んでいるあたりは中心地からも外れているからかもしれない。日本人もぜんぜんいない。というか、インドネシア人以外ほとんど見なくなった。昨年4月まではけっこういたのだけど、どうやらCOVID-19の関係でみんな帰ってしまったのかもしれない。

そんなわけで家族への連絡も「ずっと部屋にいるから問題ない、気をつける」ぐらいしか返答ができていない。ただ、逆の立場なら大きな心配を掛けているだろう。すでに大使館からのメールに書いてあった内容などが日本で後追い報道され、そのニュースサイトのリンクなどがちょこちょこ送られてくる。心配を掛けてしまっているなぁと少し心苦しくもなるが、海外に住むとはリスクがあると痛感もする。

仕事だけを考えるならば、別に海外移住や駐在などしなくてもできるかもしれない。これだけリモート環境が整ってきているからだ。言語学習も一緒で、ただ言語を学びたいだけなら留学ではなく、それこそYouTubeやオンライン学習でもできてしまう。しかし、生の文化を知るには現地に来るしかない。COVID-19を理由に、海外に出ることを諦めて欲しくないと思う反面、覚悟がないと出ていくのは厳しいとも思うようになった。

それに、これまでのように移動が簡単ではなくなり、ワクチンパスポートのようなものが出てくるだろう。実際にその傾向が世界中で見られ始めている。

フランスでは、レストランやカフェ、電車、長距離バスなどにはワクチン接種済みの提示がなければならないそうだ。COVID-19が収束したら無くなるかもしれないが、これではワクチン接種は必須と言われているようなものだ。これに反対するデモも起きているそうだ。

ワクチン接種に反対はないし、今の自分はどちらかと言うと効果の認められているワクチンを接種して安心したいと思う。でも、強制されるものではない。何がなんでもワクチン接種をしなければならないという風潮が、どうも好きにはなれない。

それに、人間がウイルスをコントロールできるわけがない。人の流れを抑制しようが、外食を無くそうが、ウイルスを無くすことなんてできない。確かに天然痘を根絶した歴史はある。でも天然痘は、感染すれば明確な症状が出て、知らぬ間に感染させない点が、COVID-19とは大きな違い。インフルエンザを根絶できていないのと同じだ。

しばらくは付き合っていかなければならないであろうウイルスではある。頭では分かっているけど、いつもの出てくる感染者数と死者数の数字には恐怖を感じているのも事実。ワクチンを打って安心感を得られるなら、その方がいいのかもしれない。それに、異国にいる家族に多少は安心感を与えられるだろう。

 

ということで、本日の1曲はこちら。

 

Papik - Prendila così - feat. Alan Scaffardi

Listen on Apple Music 

最近、ラウンジをテーマにいろいろと曲を漁ってまして、やっぱりいろんな楽器がなっているジャジーなものがしっくりくるなと。ドラムとパーカッション、ベースにストリングスと鍵盤、ギターと管楽器。打ち込みも大好きだけど、生音もいい。ライブに早く行きたいと思わせてくれた1曲。

 

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