ジャカルタでの日々

アラフォーでジャカルタに移住した体験談

久しぶりの更新です。

しばらくバタバタとしており、ブログを書く余裕がなかった。バタバタしている理由は単純で、いろいろと考えた末に現在勤めている会社を退職し、日本へ帰国することを決断したこと。転職先も無事に決まり、あとは引き継ぎなどを粛々と進めていくが、まだまだ社内伝達が進んでおらず、退職日もしっかり決められておらず落ち着いていない。しかし、遅くとも10月末ということは決まっている。

退職は、COVID-19が直接の原因ではない。もちろん全くないわけではないが、COVID-19だけを理由とした退職ではなく、おそらく今の状況でなくとも結果的には退職を選んでいただろう。

 

理由はシンプルに待遇面で限界を感じてしまったこと。これが結果的に転職活動へ結びついた。もちろん移住前から待遇面が駐在者と比べてよくないことは頭で理解していたし、覚悟もしていた。しかし、それを凌駕してしてしまった。

仕事量と責任だけが増えていくのに、それに伴う見返りがなく、けっきょくやり甲斐だけではどこかで限界が来るのだなーと実感。なるべく重く考えないように仕事に没頭してきたが、プツンと切れてしまった。

他国の駐在員が2人で分けている仕事を1人で行わなくてはならず、同じ営業と比較しても仕事量が多い。やれる限りやってはみたものの、周りを見渡していくうちに「なんだこれ」と思うようになってしまったのは事実。

駐在員含めて同じ状況の人がいないので、想いを理解してくれる人もいない。でも、だいぶ助けてくれる人はいたからここまでやれたかな。一方で「なぜできないのか」を詰めてマウントを取ってくる人もいる。やるせないなーなんて思いつつ、仲良い同僚にはたまに愚痴ってたけど。

そして仕事量が増えるとともに責任も重くなる。「ローカルスタッフに比べれば給料は高い」「そもそも日本とは物価が違うのだから、日本での給料と比較しても遜色ないだろう」などと言われ、肩書きもないのに日本人というだけで年間予算、施策作成、売り上げ管理とその責任、ローカルスタッフのマネジメントまでも求められる状況。

頼りにされていると感じるけれど、仕事がうまく回らなければ叱責され、やれる限りやっても今の状況では限界もある。さらにワクチン接種を理由に上層部は帰国した上でリモートで言いたいことばかり言ってくる。

もちろん命に関わる問題だし、ワクチン接種で帰国することを責めるつもりは全くない。でも、コストカットを叫ぶ割には、日本本社からの経費は使い放題でいい気分がしない。こちらでは給料だけでなく交通費もカットし、さらにはローカルスタッフの残業代を出したくないから、無理な仕事をさせているというのに。

今年度に関しては、かなりな受注を取ったし、ここ数年での受注金額も大きい結果だった。しかし、その点は評価されず、できていない部分だけを詰められる日々に嫌気もさした。減点方式の評価はいいものではない。

 

まぁ、疲れちゃったんです。なんだかなーってなっています。

 

現地採用者を雇っている企業は、ある程度働いてもらって、長くいてもらいたいと評価するスタッフならば、本社採用への転籍を打診してもいいかもしれない。その本人と企業がマッチすれば、お互いが納得した形で働けるのではないだろうか。

または、現地採用者と駐在員とで、仕事量と責任の重さを変えないと「割に合わない」と感じられる可能性がある。どんなに言葉だけで上手いことを言っていても意味がない。何をやっても駐在員のような待遇にはなれないと、どこかで諦めが生じてしまう。モチベーションの低下にもつながり、お互いに不幸だ。

でも、僕の場合は本社採用を打診されても断ったであろうけど。。なぜなら自由でありたいから。退職も現地採用の方が駐在者よりもやりやすいと思う。駐在中に退職する人がいると聞いたこともあるが、辞めづらいと感じる人が多いだろう。実際、自分がその立場なら任期中は勤め上げようとどこかで思ってしまう気がする。

 

これまで、待遇面での不満は一切口には出してこなかったけれど、今の状況では耐えられなかった。流石にきついわーとなりまして、退職を決断しました。

もちろん会社の体質などで自分に合わない部分もあるし、許せない部分もある。でも、同年代の同僚たちは一緒に働いていて楽しかったし、気持ちいい人たちが多い。お互いに励まし合いながら働いてきたので、彼らを裏切る形になってしまうことに少し負い目を感じるのは否めない。そんな彼らにもこれから引き継ぎをしなくてはならない。来週には同年代の同僚たちにも報告をしていき、いろいろと仕事をお願いしていく予定。

 

ただ、ジャカルタに移住したことは全く後悔していない。このことは改めて書きたい。

 

というわけで現状報告のような形になるのだけど、残り1ヶ月ぐらいでしょうか。ジャカルタでの生活を楽しみたい。まだ全ての施設がしっかり開いているわけではないけど、行けるところは行っておこうって思っている。

 

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