ジャカルタでの日々

アラフォーでジャカルタに移住した体験談

自分と向き合える今の状況は、楽しくもあるし寂しさもある。

昨晩は急遽、昔馴染みとテレビ電話しながら長時間話した。平日にも関わらず、いろいろとあって家にあるビールをすべて(といっても5缶しかなかったけど)飲んでしまった。とてもいい話を聞けて幸せだったな。

ベタベタする関係ではないけど、年に数回会って飲む関係で、かれこれ20年以上の付き合いがあるけど、お互い境遇が違うからか、考え方も変わっていっている。これは、自分自身もそうだろうけど、ベースの部分は変わらなくても、人って変わってくのだなと感じる。というよりも、変わらない方がよくないのではないだろうか。

僕自身、ジャカルタに来てから物の考え方も変わったと思う。昔馴染みと話していると特にそんなことを感じる。たとえば家族の大切さは、両親だけでなく祖父母や兄弟、親族を大切にするインドネシア人たちを見て、素敵だなと思うようになってきた。もちろん日本にいるとき何も考えていなかったわけではない。でも、家族での時間を大切にする彼らを見て、心が温まるし、いいなって思えるようになったのは移住してそんな姿を目の当たりにしたからだろう。

でも、こうして遠くにいながらも「時間ある?」と急に聞いてきて、話そうとしてくれる昔馴染みの存在は何物にも変えられない。それぞれが日々を懸命に過ごして、ふとした瞬間に話せる関係が心地いい。いろいろと心をエグられる部分もあるのだけど、その度にハッとさせられる。

正直、距離が離れてまったく連絡を取らなくなった人は多い。SNSを通じて近況を知ろうと思えば知れるし、自分から連絡をすることもないからね。これは自分にも問題があるから、どうこう言うつもりもない。時差もあるし、みんな忙しいだろうなと遠慮してしまっている。もちろん、自分もやりたいことがあるので、そんなに時間を作れないのもまた事実。

たしかにSNSはとても便利で、それを見ているだけで相手を知っている気分になってしまう。それはそれで危ないのと、日本にいる友人たちの楽しそうな写真を見ると「いいなー」と思う自分がいないわけでもないので、移住してからは、facebookを見る時間がとても減った。少し疲れるからかもしれない。

自分と向き合える今の状況は、楽しくもあるし寂しさもある。1人でも楽しめるけど、やっぱり人との方が楽しいことは間違いない。人と会いすぎて疲れを感じた日々が懐かしくもある。ただ、そんなことに気づけたのも移住したからかもしれない。昔馴染みとケラケラ笑いながらもお互いの境遇を知って、今の日々を精一杯過ごそうと改めて思った昨晩だった。いい夜だったな。

 

ということで、本日の1曲はこちら。

 

Yura Yunita - Mulai Langkahmu

Listen on Apple Music 

最初のイントロを聴いた瞬間に「カッコいい!」と思ったYura Yunitaの新譜。ステップをはじめる、みたいな意味なのかな。ちょっとゴスペルハウスにも聞こえる。アップテンポで踊りたくなる曲。途中の大勢で歌う部分が気に入った。クラブで掛けても盛り上がりそう。

 

にほんブログ村 海外生活ブログ ジャカルタ情報へ
にほんブログ村