ジャカルタでの日々

アラフォーでジャカルタに移住した体験談

こんな状況でも山羊は犠牲祭を待っている。

日に日にCOVID-19の陽性者が増えていくインドネシア。本日はとうとう54,000名以上の陽性者が1日で出たとのこと。死者数は991人。ここ最近、1,000名前後をうろうろしている日々が続いている。数字だけ見れば、とんでもない状況。

でも、マレーシアやタイにいる人に話を聞くと同じような状況だという。ただ、死者数はインドネシアが多い。いつになったらピークアウトを迎えるのか、まったく先が見えない。

僕自身は、仕事の関係もありワクチン接種のために帰国するのは難しいと判断し、なんとかこちらでアストラゼネカを接種できないか模索している。もちろん自分自身もあるが、ローカルスタッフの部下がいるので、もし一時帰国をするとしても、彼らと彼らの家族がワクチン接種(アストラゼネカ製、可能ならモデルナ製やファイザー製)を受けてからにしたいというのもある。

そんなことを言っている場合ではないのではないかという声も聞こえるが、彼らを見捨てる形に見えてしまうし、彼らにもそう感じさせたくない。とは言うものの、さらに酷い状況になればそんなことを言ってられないだろうが。。

ただその時は、本当に経済がストップする時だと思うので、そこまでになればこちらにいても仕方がないので帰国を考えるだろう。まだまだ工場は稼働しているし、今後の計画なども考えている企業も多い。一方ではCOVID-19で大変なことになっているが、もう一方ではいつも通りに経済を動かしている。矛盾しているようにも見えるけど、これが資本主義なのかなぁなどと壮大なことを考えてみたりもする。

インドネシアに残る日本人も同じようなことを考えている人も多いのではないか。帰るにも帰れない。戻るとしても、しっかり今年の目標は達成せよ、などと言われている人もいるだろう。いったい何のために働くのか、そうまでして労働する必要もあるのか、そんな疑問も湧いてくる。

清水建設がチャーター便を出したことも話題になっているが、企業努力としては素晴らしいとは思う。もちろん置いていくローカルスタッフをどのように扱うのかは気になるし、そのためにもダイレクターなどの代表者は残っているであろう。それでも多数の社員とその家族を日本に避難させるために動いている点は、批判されるべきではないだろう。まぁ、これを邦人保護と言ってしまった日本政府について思うことはあるが。。

しかし、完全にロックダウン、つまりは工場などもストップさせない限り、今の状態は続くだろうし、感染を減らせるようにも感じない。もちろんワクチン接種の効果はあるだろうが、シノバック製がメインのインドネシアでは、接種後の重症化や死亡例も出ており、効き目があるのか疑問だ。

おそらく、活動制限期間は延長されるだろう。来週には治っているとは到底思えない。さらに来週は犠牲祭もある。アパートの近くにも犠牲祭向けの山羊が飼育されている。

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山羊たちは、今の状況を知らないで犠牲祭を待っている。ステイホームな犠牲祭になればいいけど、必ずしもそうなるとも思えない。人の流れが出てしまう気がしている。

とにかく、身を守るのは自分だけだと言い聞かせ、家で大人しくしているつもりだ。これしか今はできないとすら思っているので。もう、早く回復してほしい。そう願うしかないですね。

 

本日の1曲はこちら。

 

Eka x Winky - Summer Tears feat. Sorenza

Listen on Apple Music 

キャッチーで身体を揺らしたくなる。でも、どこか哀愁漂う感じがいいな。女性ヴォーカルの声が、そうさせているのかもしれない。ダンドゥットっぽさもあるのだけど、コテコテではないので聞きやすい。

 

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