ジャカルタでの日々

アラフォーでジャカルタに移住した体験談

コミュニケーションについて。

コミュニケーションの難しさ。ジャカルタに移住してから、よく考えることの一つです。例えば、ローカルスタッフは日本本社の窓口に伝えたと言うが、逆に日本のスタッフからはそんなことは聞いていないということを言われることがよくあります。言語の問題もあるし、双方の考え方の違いもあるでしょうし、距離的な問題ももちろんあります。だから、どちらが正しいなどとは言えないと、間にいる自分は思ってしまいます。双方の気持ちを汲み取れますからね。そんなことから、何か伝えるべきことがあるのならば、相手に理解してもらうことで、初めてコミュニケーションが成り立つのではないか、そんなことを考えるようになりました。

とにかく言いたいことは相手に理解してもらえるまで伝えよう、というようなことをローカルスタッフに言うことが最近増えたかもしれません。そして、自分が理解できないことは理解できるまで聞きましょう、というようなことも言いますね。だから、僕自身が大切なことを伝える時は、英語と日本語と単語レベルのインドネシア語を駆使し、何が何でも理解してもらおうとローカルスタッフに接することを最近は心掛けています。同じことを何度も話して、理解できているかを聞きながら、理解できていないと思ったら、もう一度話すを繰り返していますね。

逆にローカルスタッフから何か大切なことを言われる場合は、最初から最後まで話を聞いて、わからなければもう一度聞いて、それでもわからなければ英語の文章でメールをしてくれないか、というようなことまでしています。本当はインドネシア語を僕がしっかり使いこなせれば、こんな面倒なことをしなくても良いのかもしれません。でも、残念ながら現実はそうではありませんからね。それでも仕事を回していく必要がありますし、そのためには今できることで解決をするしかありません。

自分の言いたいことを理解してもらうことはとても難しいです。逆に相手の言いたいことを理解することもまた難しいです。日本ですと阿吽の呼吸というか、全てを言わなくても理解できるだろ、空気読めよ、というような風潮も実際あるし、それで何とかやれてしまうことも過去にはありました。今の会社でも日本人上司からの指示はそういうものが多く、どうすべきかを聞かなきゃならなかったり、なんとなくの理解で聞かずにやったら違くて叱られたりということもありますからね。なんだよーってなることがけっこうあります。

全てを言われなくても、言っていることを理解できるような察知能力があること。これはこれで一つの武器になるとは思います。でも、それはコミュニケーションとは言えないのではないか。こんな疑問を日本にいる頃に思い浮かんだことはありませんでした。この問いに対する今の自分の答えとしては、伝えたいことやお願いしたいことがある場合は、その相手に理解してもらうように、努力をして伝えなくてはならない。相手にニュアンスや空気で察知させてしまうと、誤解を生じさせてしまう恐れがある、というものになります。

ニュアンスで掴め、空気を読め、といった伝え方はどこか勝手に相手に期待をしてしまっています。良い意味で言えば、そこまで言わなくても理解できるでしょ、と相手をリスペクトしているのかもしれません。でも、それでは駄目だと最近強く思うようになりました。

そんなわけで、ちょっとしたことのコミュニケーションそのものを面白いとどこかで感じている自分もいて、これはこれで良いことなのかと勝手に思っています。正直、体力は使うし、時間も掛かるのだけれど、何が何でも理解してもらおうとする努力は、相手が国籍も老若男女も全て関係なく、続けていこうと思います。

でもここに書いた内容って言われてみれば、当たり前のことですよね。何も新しいものがないです。異国での経験で、そんな当たり前のことに気づいた、ということなのでしょうかね。自分を今、振り返っています(笑)。毎日が冒険であり、勉強の日々ですね。

 

どうでも良いですが、今夜食べたナシゴレン。目玉焼きの黄身がだいぶ黄色い。

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こちらに来てから、この目玉焼きの色には慣れたけれど、日本の橙色っぽい卵黄を日本の米にかけた卵かけご飯をたまに食べたいなーって思います。しかし、このナシゴレンは上にのっているクルプック(えびせんのようなやつです)が多かった。食べましたけれどもね。

 

というわけで、本日の1曲はこちら。


Tuan Tigabelas - Last Roar (Official Video)

  

Tuan Tigabelasの新譜になるのでしょうか。この曲で初めて知った方なのですけどね。重いビートの効いたベースミュージックですね。Hip/Hopでもありますが、この手の重いものは僕はあまり効いてきていないので、詳しくはないのですが、嫌いではないです。もちろん例えば自分が外でこういった音を選曲するかといったら、しないのですけれどもね。聴くのは好きですよ。リリックを全く理解できないのがもどかしいです。でも、映像も音もカッコいい。

 

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