ジャカルタでの日々

アラフォーでジャカルタに移住した体験談

ローカル企業への訪問。

僕は日本人の現地採用として今の会社に勤めているわけですが、インドネシア人も同じように現地で採用をされており、とりわけいつものように一緒に動いている相棒のようなローカルスタッフもおります。彼は日本語が堪能で、とても努力家で、そして真面目で笑顔の素敵なナイスガイでして、一緒に仕事をしていても楽しいです。

日本人には日本人のやれることを、インドネシア人にはインドネシア人のやれることを、具体的には客先が日系かローカル系かで分けられることが多いのですが、上司からはなるべくそのように分けて、効率よく動くようにという指示が出ているのですが、僕はこれを違うと考えています。

確かにインドネシア語が堪能ではない僕が、いざローカル系の客先に行ったところで、言っている事も理解ができないし、その場ですぐに答えを言おうにも話せませんので、確かに意味がないと言えば無いのかもしれません。でも、僕はなるべく遠方でない限りはローカル系の客先へ一度は訪問し、自分の目で見ることと、相手に顔を出すことをしたいと考えており、実際に訪問するようにもしています。

日系企業ですから、日本人も行くと言ってもらうと、アポイントも取りやすく、また相手先の上司が出てきてくれるケースもあり、上層部と顔合わせができるという利点もあるのですが、僕自身がどんなところなのかを見てみたいというのが一つと、ローカル同士のやり取りも知らずにいるのは、よくないのではないかと考えていることがあります。

もちろん全てを任せることもできるのですが、自分がよく知らないところで話が進んでいても語れないということがあります。現場に行かずして、何を言えるのだろうか。そして、一度でも顔を出しておけば、トラブルやクレーム時の対応もできるのではないかと考えています。それに、問題意識も一緒に働くローカルスタッフと一緒にすることができるとも思います。

効率や分業は非常に大切なことと思いますが、そこだけで進んでいくことに抵抗はあります。顔を出すことにはコストが掛かりますし、その工数を掛けずに受注できればそれに越したことはありません。でも、果たしてそれで客先の信頼を勝ち取ることができるのか。相手の顔を見ずに相手を知ることをできないのではないか。

もちろんゼロから最後の注文書をもらうところまで、全てを付き合うつもりは毛頭ないのですが、どこかしらのポイントで顔を出さないと、進むものも進まなくなる可能性があるし、何が問題なのかを知ることもできないと考えます。

顔を出す、あるいは顔を見せるという言い方になるのでしょうが、一見無駄に思える行為かもしれませんが、これをせずに信頼と信用を生み出せないと思っています。もちろん商材にもよるのでしょうが、僕の扱っているものは数千万円するものですから、簡単に買うというようなものではありません。だからこそ、どんなところであれ、自分でも顔を出し、挨拶だけでも行い、わからなければ通訳をお願いして状況を理解し、逆に言いたいことがあれば簡単な英語でもいいから話してみる。そんなことをしていきたいです。

今日から1週間は日本から出張者の方がジャカルタに来て、一緒に客先を回っているのですが、そんなことを車中で話していました。同じような感覚を持ってくれている方なので、非常に心強いです。日本本社と現地法人とでもズレが生じてしまうことは避けたいですからね。でも、自分の評価を下すのは現地法人側であるので、その点においては悩ましい部分でもあります。ただ、やりたいようにやってみたらという声ももらったので、まずは自分なりにやってみて、結果を出せば文句を言われないだろうと思うので、しばらくは継続をしていこうと考えております。

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そんな出張者からの頂き物たち。無茶苦茶有難い。海外在住者が出張者から頂きたいものはハッキリ言って人それぞれです。でも、僕はこれらが嬉しいものの上位に入りますね。パスタ好きだけど、時間がない時も多いので、活用させていただきます。

 

というわけで、本日の1曲はこちら。


Pat Metheny Group - Slip Away

  

HOUSE MUSICが好きな方にとってこのメロディは、Nick Holderの「Summer Daze」として知られているでしょうが、元ネタはこれです。僕自身もそちらから知った口なので、偉そうなことは言えませんが、こちらのPat Metheny Gourpの方を聞いて、なんて美しい曲なのだろうと思ったことは覚えています。今でも時々無性に聴きたくなる1曲です。

 

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