ジャカルタでの日々

アラフォーでジャカルタに移住した体験談

どうしても日本ではイメージできないこともある。

インドネシアのPCR検査陽性者が10万人を超えた。たぶん、昨日の集計で超えていたのだろうな。死者数は4,900人とのこと。日本にいる僕は、あくまでデータしか見れないので、現地の状況がどうなのかを肌で感じられないのがもどかしい。

ローカルスタッフに話を聞く限りは、モールもレストランも席を離したり、検温やマスク着用ではあるが、普通に開いているし、渋滞もCOVID-19が広まる前と同様ぐらいになってきているとのこと。

そんな中、今週末金曜日は「イドゥル・アドハ」というイスラム教の犠牲祭だ。前日は日の出ている時間は断食、そして当日朝にモスクや広場に集まって集団礼拝後、ヤギや牛を屠殺する。捌いた肉は近隣住民にお裾分けされ、みんなで頂くそうだ。

なお、お金を持っている人であればあるほど、大きなヤギや牛を寄付するとローカルスタッフに教えてもらった。貧しい人への施しや助けようという教えがあるので、自ら進んで行う人が多いとのことである。

そんなわけで、今週木曜日を有給にさせて欲しいとローカルスタッフに言われたので、いいんじゃないと軽く答えている僕だ。家族でゆっくり休むといい。大勢が集まることもあるとのことなので、COVID-19の感染が広がらないかの懸念はある。もちろんケアはするだろうが、どんなに予防してもどうなるのかがわからないのがウイルスだ。でも、宗教上のことだし、とても大切なことなので、ぜひ参加して欲しいよね。

今年の日本では、有名なお祭りが中止になったり、延期になったりしている。いろんな意見があるだろうが、大勢の人が集まるし、祭りだけでなくその他のイベントも中止になっているので、祭りだけやるというわけにはいかないだろう。

この辺りに日本人の宗教観のようなものも出ているのかなぁと考えてしまうこともある。絶対に大切なことだから、何が何でもやる!という必要はないのかな、と。ある意味、潔いのかもしれない。

僕のインドネシアの親族は、みんなキリスト教徒である。だから、あまりイスラム教のことを聞けなかった。でも、キリスト教のことは、いろいろと教えてもらった。イスラム教のことを知ろうとしたのは、恥ずかしい話だが、移住してからだ。毎日アザーンが聞こえることをはじめ、とにかく身近だし、スタッフもドライバーも皆イスラム教徒なので、教えてもらうことも多い。

僕はジャカルタ以外の海外の街に住んだことがないので、その他の地域はよくわからないが、宗教を受け入れられないと、その地域では暮らせないこともあるかもしれない。どうしても日本ではイメージできないことの方が多い。

日本では宗教は少々タブー視されている面もあるが、インドネシアでVISAを発行するときには、自分の信じる宗教を申告しなくてはならないぐらい身近なものだ。とにかく受け入れる姿勢が大切だ。

今の状況では、かんたんに海外移住を考える人も少ないかもしれない。でも、もし海外に移住を考えているのであれば、とくに宗教については受け入れることと、自分なりに知る努力は必須と思います。

 

そんなわけで、本日の1曲はこちら。


Summer Body (Charles Maurice Dub Version)

  

フランス出身のALDORANDEが先月出した新譜ですね。タイトル通り、夏っぽい。極上なメロディ。紹介にはAzymuth直系と言われていて、聞いてみるとシンセの使い方など、確かにと感じるところもある。ジャズファンクカルテットとのことで、他の曲も聞いてみよう。

 

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