ジャカルタでの日々

アラフォーでジャカルタに移住した体験談

最低賃金の上昇に関する記事を読んで。

毎日のように短い時間だけザーッと雨が降るので、その後は少し涼しさを感じられるのがいいですね。ジトジトと長く降る雨ではなく、ちょっと待てば止むとわかるため、スコールは嫌いじゃないです。それに、もうすぐ降るだろうなというのも、雲の状況や風の強さなどで、なんとなくわかりますからね。

さて、本日はこちらのニュースを読んでの感想です。

bisnis.tempo.co西ジャワ州、最低賃金上昇により、100社以上が州外の中央ジャワへ移動したというニュースです。何とも複雑な気分であります。インドネシアには州ごとに最低賃金が設けられているのですが、国が賃金の上昇率を定め、それに則って州ごとに金額が設定されます。そしてその金額は、この数年間上がり続けています

これは 労働者にとっては良いことですが、結果として企業の体力が持たずに、逃げ出してしまうという結果を招いてしまいまいした。こうなると、良いことかどうかの判断自体が難しくなってしまいます。
会社法人を生かすために、外に出なくてはならない。そうなると税収も減るわけですし、労働者も仕事を失わないために付いていくのか、付いていけない人は職を変えざるを得ないのでしょうかね。
また、生産拠点を持ちたい外資企業も賃金が高い理由で、投資をしなくなることも考えられます。実際、同じ東南アジアでも新しい投資先としてカンボジアやラオス、ミャンマーが良いということも言われていますからね。(どうでも良いですが、ミャンマーに行ってみたいです。バイト時代の先輩が駐在となったので、ヤンゴンに行く用事もできたなぁ。)
インドネシアはここ数年、最低賃金の上昇は毎年のように続いています。非常に良いことと思います。個人消費も大きくなることに繋がりますからね。でも、逆に今日のようなニュースを見ると、考えさせられもします。

2020年の最低賃金上昇率、8.51%に(インドネシア) | ビジネス短信 - ジェトロ

上記の内容にもありますが、賃金上昇率と企業の生産性上昇とが見合っていないという声も上がっているので、確かに最低賃金が上がることは労働者としては嬉しいけれど、経営者には頭の痛いことですよね。最近、勤務先ではローカルスタッフを新たに取ろうという話が出ていますが、ネックとなるのは給料のこととも聞きました。どこかで落ち着くとは思うのですが、一概に最低賃金を上げることも良いことばかりでは無い面もありますね。

それでも、やっぱり最低賃金が上がっていくということは、サービス業にとっては良いことのはず。これからは製造業の生産拠点ではなく、サービス業がどんどん海外からインドネシアには入ってくるのでは無いか、そんなことを考えました。未来があると思います。

 

ということで、本日の1曲はこちら。


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 スカってけっこう好きなのですが、夏に聞くことが多かった気がします。が、ジャカルタに来てからはいつ聞いても良いなとなっているのですが、そうか暑いからか。NORTH EAST SKA JAZZ ORHESTRAが今年3月に出したアルバムから1曲。彼らはイタリアのバンドなのですね。2分30秒と短い曲ですが、しっかり歌を聴かせる感じですね。途中でサックスがフォーカスされるのですが、そこで転調するところがかっこいい。

 

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