ジャカルタでの日々

アラフォーでジャカルタに移住した体験談

自粛という言葉がとても便利に使われている気がする。

今日は在宅勤務デイでした。と言っても、明日も在宅です。全て在宅でないだけマシかもしれません。多少は外に出ることが気分転換になります。

ジャカルタはロックダウンをするのか、しないのか。州知事と大統領とで意見が合致しないのでしょうか、州知事はロックダウンのお願いを大統領にしたそうですが、大統領が却下している様子。

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経済面での打撃もあり、また低所得者層に対しての配慮もあるのだろうと思います。そうは言っても、既に街に出ている人は少なくなっているし、仕事が無くなってしまった人たちもおります。そんな彼らは自分の故郷に戻ろうとして、各地にウイルスをばらまいてしまう恐れがあります。だから、各地方は自分たちで自分たちを守ろうとして、街を封鎖してしまっているのでしょう。

そして、相変わらず自粛を要請されている感じです。この自粛っていうのが何とも嫌ですよね。これはインドネシアだけでなく、日本も同様と思います。自粛って、自ら進んで態度や行いを改めて慎むこと、のはずです。でも、自粛を「要請」されているわけですからね。自ら進んで態度や行いを改めて慎むことを、強く願い求められている状況なのですよね。

休んでしまったら給料が発生しないという人もたくさんいます。例えば僕のドライバーもその1人です。彼は今月からかなり給料が先月に比べると減ってしまっています。何だか申し訳ないのですが、僕自身も外出をできないので、ドライバーを使う必要が無いのです。しょうがないよ!という感じで笑っていますが、本当に申し訳ないなぁと思ってしまいます。かと言って、自分で運転する事は会社で禁じられているので、仕事においては彼に運転してもらうしかありません。

彼だけではなく、飲食店の方々も同様でしょう。インドネシアはデリバリーがかなり発達しているので、テイクアウトに対応している店舗も日本に比べると多いと思います。でも、対応していないところもまだまだあります。そんなところは家賃や従業員の給料などがあるので、開けざるを得ないですよね。自粛って言われても、できないよ、と。失業者が増えると、治安は悪くなります。なお、日本だと自殺者が増えると言われていますね。

でも、そんな中、3万人の囚人は釈放されるみたいです。

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刑務所の衛生状況が良くないため、病気の蔓延に対して脆弱であることが理由のようですね。アメリカやイランでも同様の理由で囚人を早期に釈放したようですが、個人的にはいい気分ではないですね。なお、この記事の最後の方に書いてあるのですが、より厳しいルールに則って行動をしないと、COVID-19で14万人が死亡する可能性があると大統領が述べたとのこと。そりゃ日本人駐在員も帰国を始めるわなーという感じです。

まだ具体的に僕の客先で帰国をするという人はいないのですが、担当していない先や他の業種の日本人駐在員もちらほらと帰国した、あるいは帰国準備を始めているという情報は入ってきています。まだ勤務先ではそんな話は出ていませんし、客がまだいるのに帰れるわけがありませんからね。でも、暴動が起きるようなことになれば、帰国も考えなくてはなりません。僕自身は本社採用ではなく、現地採用なので、自分で自分の身は守らないといけないとも思っています。もちろん、会社から何らかの補助はあるでしょうけどね。

なお、インドネシアは外国人の入国を禁止しました。僕は一度出ても就労VISAがあるので、再入国はできそうですが、観光目当てでの入国及びトランジットもできません。

在インドネシア大使館からのお知らせ

ちなみに日本政府もインドネシアの渡航禁止レベルを上げました。ある意味、それぞれの国が鎖国に近い状況になっていくのでしょうかね。しかし、SNSなどによって情報の拡散が速いし、広いため、情報のパンデミックもあるのでしょうね。そりゃ情報を追うだけで疲れるわなーとなります。

明日も在宅なので、粛々と部屋で電話やメール、資料作りをしたいと思います。気付けば年度末も終わり、明日からは新年度なのですね。心機一転となりたいところですが、この感じでは厳しいですね。

 

それでは本日の1曲はこちら。


Akina Memory

  

ちょうど1年前ぐらいに出たものですね。南カリフォルニアのAFK & Bludworkによる楽曲です。メランコリックなディープハウスで、とても僕好みです。今の自分の気分にもマッチするので、ここ最近良く聞いています。

 

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