当たり前だったことが、当たり前で無くなった経験をしている。
昔遊びに行ったことのあるハコが閉店を決めている。かろうじてか、懇意にしている店からはそんな話は出ていないが、こりゃ他人事じゃないよなと思ってしまう。たくさん遊んで、たくさん笑った場所であるハコが閉店となるのは、とても寂しいことは間違い無い。やり切っての閉店ではないので、何と言っていいものか。。
正直、三宿WEBもそうだし、Lounge Neoもそう。自分自身でDJをしたことはないけれど、足は運んだことはあるし、特にLounge Neoでは友達が回すことも多かったから、ボチボチ遊びに行った。ドーム型の天井があって、VJは気持ちいいだろうなといつも思っていた。そういえば一度、遊びであそこでVJ機材を触らせてもらったんだ。確か二次会的なやつで、自由に触れたからだった。気持ちよかったな。
野外フェスもどんどん中止が発表されている。フジロックやサマソニはまだだけど、どうなるかはわからない。どんなにオンラインで楽しめても、ライブはまた違う。五感が刺激される。身体全身で音を聞く快感は堪らないのだ。
興味ない人からすれば、あんなもの無くていい！と言う人もいるだろうけど、そういうものではない。やっぱり無くてはならない人もいるのだから、そのような雑な議論にはしたくないよね。
僕自身、音楽には何度も救われているし、音楽を軸に楽しんでもらう場を作ってきた自負もある。そんな大きなことでは無くても、誰かの記憶の中にはあの日のあの瞬間のようなものがあって、そんな話が今でもでてくる。
でも、クラブやライブハウスの再開はまだまだ厳しいでしょうな。緊急事態宣言が解除されても、まだ営業はできないでしょう。韓国の例もそうだけど、風当たりがまだ強い。クラスターを起こした過去もあるから。本当、どうなるのだろう。
いつの間にか当たり前だったことが、当たり前で無くなってしまった経験を僕らはしている。ウイルスを爆滅させることは不可能に近い気がする。インフルエンザだって、無くなっていないのだから。
どうやって折り合いを付けるのかがわからないけれど、つい数ヶ月前は問題なかったことに対して、禁止が多すぎる。あまりに神経質すぎないかい？と思ってしまうことは正直ある。
これからはファミレスやホテルでのバイキングも無くなるのだろうか。トングをいろんな人が触るから危ないなんてことを言うけれど、あれだって数ヶ月前は当たり前のように触っていたのに。
公園の遊具も使えないままなのだろうか。今の話では触ったり人が集まることを禁ずるために、テープでグルグル巻きにしているらしい。ウイルスは無くならないから、今の事態が落ち着いたとしても、また触ることになったり、人が集まることは問題となるのだろうか。
今までは良かったものがダメになる理由を、理論立てて話せる人はいるのだろうかと考えてしまう。
自分たちの考え方を変えないと、COVID-19はずっと消えることはないだろうと思う。もちろん犠牲に遭われた方もたくさんいらっしゃるし、今でも羅漢者もいる。重々理解はしています。ただ、考え方を変えないと、全てがダメなものになってしまう気がする。それは違うのではないか。
もちろん、無駄なものもわかったこともある。通勤時間って無いほうがいいじゃん！や、わざわざ都心の高いところにオフィスを構えなくても、在宅でいいじゃん！客先行かなくてもオンラインでできることあるじゃん！などなど、COVID-19によって体感できたこともある。
その一方で、人との接触を全て不可としたら成り立たないです。今はダメで、そのうちよくなるとでも言うのでしょうか。どんなことをしても、ウイルスは無くならない。ワクチンができればいいという問題なのだろうか。まだまだ完成までには時間がかかる。それまで全てストップなんて、考えたく無いですね。
まぁ、そんなことを両親と話していたわけですが、なかなか納得はできないのだろうなと感じる。意識を変えないとって話なのですけどね。どうしたら変えられるのかはわからない。両親と同じような考え方をしている人たちもたくさんいるのだろうと想像すると、ちょっと怖い。
だいぶ落ち着いてきたけれど、まだまだ！という声もある。正直、自粛疲れは出てきているので、いい加減動けるところは動かせるのではないかという期待もある。来週以降はまた違う日々になるような気がしている。自分自身もまだまだ宙ぶらりんだから、どうなるかはわからないのだけどね。
何だか、ちょっと愚痴のような内容になってしまった。パソコンの見過ぎで、少し目が痛い。土日は少しパソコンから離れよう。
というわけで、本日の1曲はこちら。
Armand Maulanaの新譜です。シンプルな曲調ですが、彼の場合も声ですね。朝食を食べながら聞きたい感じ。爽やかでいいですな。
