ジャカルタでの日々

アラフォーでジャカルタに移住した体験談

地元の町内会の祭りも今年はないみたいだ。

明日は迎え盆。うちは旧暦ではなく、現在の暦で行っている。この日に実家にいるのもいつぶりだろうか。そんなわけで、明日の夕方は墓参りに行く。

こんなのどうでもいいと思っていた自分もその昔はいたのだけど、海外に移住してから日本の風習が懐かしくなったし、季節を表すものなので素敵だと感じるようにもなってきた。歳を取ったのかもしれない。

今年のお祭りは、COVID-19の関係で軒並み中止となっている。非常に残念だ。盆踊りも歳を取ってから、よくよく見てみるととてもカッコいい。日本人のビートは、盆踊りだと個人的には思う。

どうやら地元の町内会の祭りも今年はないみたいだ。仕方がないし、そもそもこの数十年ほど顔を出していない自分が言えた義理でもない。戦争が終わり、町内会ができてから、僕の祖父が町内会の夏祭りを作るために尽力したと聞いている。数年前まで、役員としていつも祭りに祖父は参加していた。

街の夏祭りってどうやって作ったの?どんな気分だったの?とその昔、祖父に聞いたことがある。当時は僕自身も形は違えど、DJパーティーのオーガナイズをしていたし、とても興味があった。

答えはありきたりだったけれど、芯をついたものだった。

「人を楽しませて喜ばせるためにやるもので、自分じゃあない。自分は主役ではない」

ふーむと僕は唸ったが、そりゃそうだよなと納得。僕がオーガナイズするときの指針にもなっていった。どこかで儲けなどを考えると、そのものが狂ってしまう。だから、あまり大きなイベントをしょっちゅう仕掛けることはしなかった。自分の目が届く範囲のことにしようと、自然となっていった。その方が自分に向いているとも感じていたしね。

とは言っても、大勢を巻き込んで大きなこともやったことあるし、それはそれで違う面白さはあった。人もお金もたくさん動くし、仕掛け方も変えなきゃいけないしで、勉強にはなったなー、懐かしい。

大昔から続いている祭りにも、運営者はいたのだろうか。どんな人がやっていたのだろうか。自然発生的にはできないはずなので、やはり仕切る人はいたのだろう。彼らは、どんな気持ちでやっていたのだろうか。祭事ごとが多いので、もちろん運営などという気分ではないかもしれないね。でも、そんな文献があれば、ぜひ読みたい。

先人の知恵を知る機会が、どんどん無くなっている。確かにITによる技術革新で、動きが早くなってきていることは事実。それに調べれば、ある程度かんたんに答えも出てくる。その動きについていくことは、これから生きていくために必要なことだ。でも、そこだけでは得られないものが、歴史にはあるのではないか。それも、名も無き人の歴史から学べることってあるはず。

母方の祖父母は残念ながら他界しているが、父方の祖父母は健在だ。呆けは入ってきてしまっているが、先人の知恵を知るには一番身近な存在である。何を言っているかもわからないときもあるのだけど、特に祖父には子供の頃から可愛がってもらったし、やっぱり大好きなんだよなー。明日は、少し爺ちゃんと話そうかな。

 

ということで、本日の1曲といきたいところですが、久しぶりにDJ Mixを録りましたので、ぜひ聞いてください。

www.mixcloud.com

今回はNu Discoを中心にまとめました。BPMも120ぐらい。新旧含んだ選曲になっています。自分の悪い癖が出てしまって、後半に無理やり着地させようとしている。そのまま突っ走って、あれ?って終わっている形も別に悪くないのに、まだそれができないのは自分の弱さ。

どこかで起承転結を作ろうとしているし、それが美しいと勝手に思い込んでいる。それだと世界観が狭まるのでヤメたいと思いながらも、ぜんぜんできていない。

そんなわけで、DJ Mixも自分の状態や、考え方も見えてくるので、他人のものを聞くのも面白い。でも、もっとHOUSE以外のジャンルも聞こうと思う。幅を広げたい。

 

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