退職を口に出せなかった1年前。 - ジャカルタでの日々

気分でブログのデザインを変えてみました。もう少し自分でもデザインをいじれるようになりたいですね。せっかくならばWEBも自己流で勉強をしてみるのも面白いかもしれません。平日夜の時間をどう使うか、ジャカルタに来てからはかなり大切にしております。自分への投資をする時間にもできているので、東京にいた頃とは全然違いますね。

毎晩のように飲みに行っていた日々がたまに懐かしくなります。今でもふとFacebookを見ると、一緒に飲んでいた仲間たちは相変わらず元気に毎週末のように遊んでいるし、平日も飲んでいるような写真を見ると、やっぱりいいなぁってなる自分がいないと言ったら嘘になるのですよね。

ただ、そういう日々に少し飽き飽きしていた自分がいたこともまた事実。ジャカルタという遠い場所へ移住を決断した背景の一つに、今いる環境からの脱出というのは実際ありました。誤解しないで欲しいのは、決して毎日が楽しくなかったというわけではないのです。それは仕事も含めてです。とても充実していたと今でも振り返ることができます。ただ、同じような刺激、予定調和な日々が多くなってきていたので、思い切って環境を変えることが必要だと、もう2, 3年は悶々としていました。

自分自身はかなり弱い人間なので、周りに流されやすく、また人といると楽しめてしまうので、そんな日々でいいじゃないかと考えていた節があります。だから、どんなに自分を変えようなどと言っていても、環境が同じであれば変えられないと自分自身で理解をしていました。だからこそ、そのためには大きく環境を変えることを必要とどこかで思っていましたが、なかなか踏ん切りはつかなかったですね。

今の会社への入社を決めて、ちょうど1年ぐらい経ったのですよね。ビザの関係などもあり、実際の出社日は年明け以降と聞いていたので、昨年末を目処に退職活動をしていました。1年前の自分の状況は、ちょうど部下が体調を崩して休んでしまい、自分でプレイヤーとして会社のある程度の数字を作りながらも、リーダーとしてチームの管理もしなければならず、それでいて周りからのプレッシャーもそれなりにありました。自分はもう辞めると決めていたのですが、そんな会社状況を気にしてしまい、どうしてもその言葉を言えない日々でした。すごくしんどかったですね。何をしていても心の底から楽しめてはいなかったです。酒量も増えていたし（笑）。

これは会社の退職に限りませんが、自分の中で考えすぎてしまい、言葉に出さないというのは問題ですね。この時に学びました。言葉に出し、周りに伝達することで、とても楽になります。無駄なストレスを抱えていても、何もいい事はありません。性格によっては会社を退職することをなかなか言えない人もいるでしょうが、言わないと始まりませんからね。もう次を決めているのであれば、さっさと声に出すべきです。

僕の場合はもう少し早く声に出すべきであったと今でも思います。少々客先にも迷惑を掛けてしまった部分は否めません。ただ、割と円満な退職はできたのではないかと振り返ります。有給もすべて消化できたし、年末のボーナスもしっかり貰えていますから。それに今でも遊びに行こうと思えば、前職の職場に行けますからね。本当にお世話になりました。そんな感じで退職できるのは幸せではないかと感じます。

ただ、退職するというのは絶対に何らかの形で迷惑を掛けることは間違い無いので、さっさと意思表示をして、次の自分の未来に向かうべきでしょう。会社を退職するだけで命を取られるわけではありませんので、前に進んだ方が時間を有効に使えますよ。

実は国内での転職活動もしていたのです。これは環境を変えるためでした。でも、仕事を変えるぐらいの変化では、自分自身の生活そのものを変えることはできなかったでしょうね。生活も含めて変えるのであれば、移住という手段も一つでしょう。けっこうしんどい時もありますけれど、そんな選択肢もあるといいのではないでしょうか。

入社を決めて一年ほど経ったのかと、何だか今日はそんなことを思い出したのです。もう日本は秋模様でしょうか。ここジャカルタはそろそろ本格的に雨季に入るぞ！という感じです。そういえば今年は金木犀の香りを嗅いでないや、なんてことをふと思いました。

というわけで、本日の1曲はこちら。

HIVI! - Bumi dan Bulan (Official Music Video)